風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

4月18日 今日、紹介する本は『メイ牛山の もっと長寿の食卓』メイ牛山 著作です。

2005年04月18日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
本が出た当時(2002年)で91才と8ヶ月のメイ牛山さん、最近も、お元気らしい。
2004年の10月には黒柳徹子さんの『徹子の部屋』に出演されていたようだ。

私が食生活を改めようと考えたのは、平成2年のことだった。夫が血液検査を受けて「すい臓ガンの恐れあり」と指摘された。ガーンとなったのも当然。昭和天皇の崩御の原因がすい臓ガンだったからだ。昭和から平成になったばかりで、新聞記事でお馴染になった天皇、重態で「下血」とか、「黄だん」とかが生々しい記憶が残っていた頃だ。誰にも言えずに夫婦ふたりで怯えた日々。もっと精密な検査で一応は大丈夫ということで、3ヶ月おきの検査を続けていくことになった。数年間の検査ののち、検査は半年おきになったのだが。あれから15年かあ~。

薬局でもらった『月刊ヘルシートーク』に載っていた、メイ牛山さんの記事の見出しにくぎづけになった。
「すい臓ガンで余命3ヶ月。私は、夫、牛山清人の病気を自分の作った食事で治しました」
(だいたいこんな見出しだったかなあ~。ちょっと違うかも)
だから、この本が出ているのを見つけたときは即、購入したのでした。

50年前、メイ牛山さん一家は、全員がいつも体調が悪く、常に誰かが病気をしていたそうです。
思い余って、当時、自然食療法で有名な栗山毅一先生(故人)に教えを請うたところ、「毎日、レモンや夏みかんなど酸っぱいものを食べなさい。緑の生野菜を食べなさい」と勧められたそうです。

控えなさいと言われたのは、動物性脂肪。つまりお肉やバターです。
それを守って半年後
「私は体が軽くなったことに気づきました。階段の昇り降りが苦じゃなくなり、物忘れがひどかったのがそれほどでもなくなり、20代の頃のように頭が働き、やる気も出てきました」

ということでしたが、ほかの家族はこっそり外へ出ては豚カツや鰻などを食べていたようです。
そして、夫の牛山清人氏がすい臓ガンで入院したのは77歳のときでした。やせ細って手術しても助かるかどうかは分からないと言われたメイさん、退院して自宅で療養する道を選びました。

自分で作った青汁にレモンをまぜて、お猪口に一杯飲ませる食事。それを1日四回。かんきつ類のジュースも飲ませたそうです。夏みかん、グレープフルーツ、ネーブル。固形物がノドを通らないので、サツマイモをすりおろし、りんごのすりおろしと混ぜて、ハチミツをかけて食べさせる。

そういう工夫をして、だんだんに回復させ94歳まで長生きをさせたそうです。
そこまで厳重でなくても、普段の生活にできるだけ生野菜を取り入れるだけで元気がよみがえってくるんだそうですよ。

他にも、今年は確か95歳の美容家、メイ牛山さんの手を美しく保つ工夫とか、やりたいことが一杯!!
という、元気の元を作り出す食事について色々と納得のアドバイスが書いてあります。

この本について、もっと知りたい方は↓のリンクからどうぞ。
『メイ牛山のもっと長寿の食卓』 メイ牛山 著作