高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

6月12日 「宇野千代展」終る

2005-06-13 | 千駄ヶ谷日記
世田谷文学館で、4月30日から開催されていた「宇野千代展」の最終日だった。
開館10周年企画展で、観覧者数はダントツの新記録だったそう。オフィス宇野千代の藤江さん、企画協力の樋口さんたちは「世の中が宇野千代を忘れてないということを知って、幸せ」と 喜んでいた。
4月のオープニングの時は「あなたはスタイリスト界の宇野千代と名乗っているんだから(昔シャレで、ですよ)、どんな事情があっても来なくちゃダメ」と言われて行った。
「そのうちもう一度来ます」と藤江さんと約束したのを、ギリギリ最終日に果たす。
思いがけず良いお天気で、喫茶室でみんなでお茶を飲んだり、おしゃべりしたり、等身大の宇野さんと記念撮影したり、楽しい午後を過ごした。

写真 (撮影・樋口友康) 宇野さんの秘書だった藤江淳子さんと。
だれかが私を「スタイリスト界のシーラカンス」と言ったので、それではあまりにも色気がないので「スタイリスト界の宇野千代」と自称したところ、藤江さんやご存命だったご本人の知るところとなる。