今日は・・と書いたらすでに日が変わってしまっていたが・・七夕。
今年も、三男が保育園から、笹飾りをもらってきた。
折り紙で、金銀の飾りや、おりひめ&ひこぼしを作ったものや、
毎年園から家族にもと配られ、4人がそれぞれに願いを書いた
4枚の短冊が、結びつけられている。
園に迎えに行くと、三男が嬉しそうに自分の笹を持って走ってきた。
三男を連れて、担任の先生にさよならのあいさつに。
すると、先生がケラケラ笑って・・
「この短冊が、職員室で大ウケでした~」
やっぱり・・・。
その短冊とは、
「一生健康 億万長者 S」
と、とっても達筆な字で、大マジメに書いた長男の短冊だった。
半分おとな、半分ちょ~子ども、な12歳である(爆)
最初に「一生健康」と書いたのを見たときは、シブスギル・・と思った。
少し悩んでその下に「億万長者」と書くのを見たときは、ヤメテクレ・・と思った。
このスゴイ取り合わせの妙は、
予想どおりの、大ウケだったようだ。
彼に限って、ウケを狙ったわけではあるまいに。
ちなみに、
二男「タイにいけますように」
三男「いちねんせいになりたい」
・・・・
タイにはもうすぐに行くんだし、春がくればみんないちねんせい。
☆に願わなくても、実現まちがいなし。
なんだか大っきな夢のない兄弟だなあ(笑)
母はいちおうマジメに
「みんながいつもえがおでいられますように」
みんなは、こっちとあっちの家族だけでなくて、ひろ~く世界のみんなみんな。
あ~んな願いも、こ~んな願いも、ほんとはいっぱいあるけどね、
イケマセン、園に出しては(笑)
今夜もあいにくの曇り空だけど、
きっとおりひめとひこぼしは、年に一度の逢瀬を楽しんでいることだろう。
そして、天からみんなの願いごとを見て、微笑んでいることだろう。
余談。
わたしは、七夕の笹飾りって昔から大好きなんだが、
市内のよその園の保護者のなかには
「笹の葉が落ちて困る」とか「置き場がない」「捨てるのに困る」
などという、さみし~い意見がけっこうあって、
笹竹を近くから調達できない市街地の園から、だんだん七夕飾りが
取りやめになっていると、園長から聞いた。
だから「笹の葉ってなあに?」という子どももいっぱいいるとか。
幸い、うちの園ではそういう声はまだ上がっておらず、
近くの神社から、毎年元気な竹を切らせていただけるので、
(今年は役員なので、その竹を切りに行ってきた。そりゃ大仕事、笑)
七夕飾りの伝統を続けていられるが、
近い将来、そんなことにもなるんだろうか。 さみしいことだ・・。
こういう折々の伝統行事や習慣は、
子どものころからきちんと経験させていかないと、
そのうち、日本にはなにも残っていかなくなりそう。
「来年も七夕飾りができますように」って、書かないといけなくなるのかな。
追伸、長男君すごい!願い事もすばらしいが、短冊にきちんと大まじめに書いたのは偉いよ!健康が一番!
いつからか、伝えるべきことを伝える努力をしてこなかったことに、現代の子どもに関するさまざまな問題の原点がきっとあると思うのです。