兵庫県立美術館
最寄駅「灘」駅から坂を下って、歩く。
台風の後、心配したお天気も、予想外の青空
暑い... (笑)
ひたすら坂を下り。
見えてきた~
わたし、このあたりから、テンション上がる(笑)
舟越さんの展示会は、2度目。
最初は、3年前。
「舟越桂 2012-永遠を見るひと-」 (メナード美術館・愛知県小牧市)
その時のことは、こちらのブログで書いています。
この時の感動がなかったら、この時期に、ここまで遠出して見に来るエネルギーはなかったかも。
ドキドキと、ワクワクと。
会場では、最初に入った部屋に 作品 「月の降る森」 が。
ちょうど、人の流れが途切れたタイミング。
作品以外の、なんの気配も感じず。
真っ白な部屋、「静寂」そのものの中での出会い。
ふだんの作品展と違って、作品の廻りには何も置かれていない。
自分と作品の間を遮るものは何もない。
初めて見る三女は、「トリ肌」の瞬間。
「ある」じゃなくて「居る」だね...って。
舟越さんの作品は、見に来るというよりは。
「会いにいく」
そんな感じです。
舟越さんの作品、目の部分が「大理石」で作られているのは有名ですが。
見る側の自分が、どの位置に立って見ても、視線が合わない。
どこか遠くの彼方をみているような視線が、不思議だったけど。
あとから調べてみたら。
左右の瞳の位置を、あえて少し外に向ける? ずらす? ようにして作られている。
そのため、決して見る側の人が、どの位置に立っても、視線が合うことがない。
と、いうことのようです。
その結果、あの「まなざし」が余計に気になってしまって、見る人に、いろいろなことを「想像」させてしまうのかも。
舟越さんの作品に魅かれるもうひとつの理由は。
その質感の作られ方?
木彫りに大理石の目。
そして「彩色」
木彫りのそれが、布にもなり、布のしわも、流れも。
そして、金属にも、革にもなる。
人の皮膚になり、血色になり、髪になり。
くちびるの色が気になる...。
その面白さがね、ついつい「ごめんなさいね」と言いたくなるくらいに、顔を寄せてしまうという。
本当は、もう少し、距離をおいて「ながめる」というか「見つめる」のがいいのかも。
あっ、なんだかいい歳のおばちゃんが。
「想い」を語ってるようで、だんだん恥ずかしくなってくる(笑)
時間が、体力が許せば、いくらでもその場所にいたかったかも。
と、まだ言う (笑)
美術館内のカフェ「フォルテシモ」
窓際のカウンター席。
ちょっと休憩。
どちらかというと、時間よりも、体力が続かなかった?
美術館のまわりには、いろんなアート作品があるので、いろいろと楽しめると思うのですが。
この日は、すみませぬ。
この夏、足のこともあって多少運動量落ちてたが。
ひさびさの遠出で気が付いた。
思ってた以上に、体力、筋力落ちてた ~
この日は、これで帰宅の途に。
もう、画像も、斜めってるし...
行きは、がんばって? 在来線で行ったのですが。
帰りは、新幹線。
最後が情けなくて、ごめんなさいですが。
それでも、行けてよかった...。
今回購入した「図録」と「ポストカード」
詳細は、こちら で
今回の個展は、全国巡回展になっているようで。
今後も、群馬県立美術館 ・ 三重県立美術館 ・ 新潟市美術館 で開催されます。
実際に出会ってみると。
写真や、印刷物から見る印象とは、随分違うと思うのです。
ぜひぜひ、と、お薦めしたい...
で、わたし、マジで体力・筋力取り戻そう...
と、ココロに誓う一日でもありました