日曜と建国記念日は、風邪気味で寝込んでいました。教室の休みに合わせて体調が悪くなるとは、やはり私はプロかな。
今週に入り、再び西高東低の気圧配置で、晴れてはいても、とても寒い日が続いています。
陽光を浴びているものの、まだまだ寒風の中のビル群
陽光は、何となく春を感じさせるのですが、風はまだ冷たく、木々の枝も寒々としています。
青空に伸びるイチョウの枝
さて、今回のテーマである中学入試を考える前提として、まず公立小学校に在籍する生徒が選択できる、進学ルートを整理してみたいと思います。
中学校の学習は義務教育ですから、無論誰もが中学校に進学し、中学校生活を送ります。
公立小学校の生徒は、その後の進路として、①地元の公立中学校、②私立・国立中学校受験、③公立一貫校受検、この三つのルートから進路を選択することになります。
①の選択の場合、以前は住所により、決められた地元の中学に進学することが一般的でしたが、近年は多くの地域で学校選択が可能になり、比較検討した後に、自分の意志で公立中学校を選ぶことができるようになりました。
また、③のルートの公立一貫校が全国で開校し、受検し合格することが前提ですが、私立・国立と同様に、公立の六カ年一貫教育を選択できるようになりました。
①と③の改革によって、公立の生徒の進路選択は、とても自由で多岐に亘るようになりました。
人気沸騰の公立一貫校を迎え撃つ、②の選択先である私立・国立中学校は、様々な改革を進め、より魅力的な学校教育を目指しています。たとえ国立でさえ、このような改革の努力を怠れば、地盤沈下は免れないことでしょう。
このように考えてきますと、中学受験は、小学校の「お受験」から高校受験まで3回の受験機会の中で、最も多様な選択が可能な進学(受験)であると考えられます。
また、中学受験(②と③)によって六カ年一貫の教育を選択することは、①(当然高校受験をするコース)と比較して、将来の大学進学および学校生活と生徒の心身の発達との関係上からも、教育的に優位な立場に立てると考えている方が多いと思います。
こうして六カ年一貫教育に、公立も参入した結果、上位の大学に進学する太い幹として、この六カ年一貫のコースがより一層定着していくことになるでしょう。
すなわち、公立の六カ年一貫の教育改革が、意図したかどうかは別として、小学校6年の時点で、将来の最終学歴を選択する、岐路を作り出したのです。
このような教育改革が、個々人の将来への希望や精神的な発達段階に合わせ、個々人がいつでも自由に幅広く教育の機会を選択できる、そうした教育改革であって欲しいと願わずにはいられません。
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さて、今回のテーマである中学入試を考える前提として、まず公立小学校に在籍する生徒が選択できる、進学ルートを整理してみたいと思います。
中学校の学習は義務教育ですから、無論誰もが中学校に進学し、中学校生活を送ります。
公立小学校の生徒は、その後の進路として、①地元の公立中学校、②私立・国立中学校受験、③公立一貫校受検、この三つのルートから進路を選択することになります。
①の選択の場合、以前は住所により、決められた地元の中学に進学することが一般的でしたが、近年は多くの地域で学校選択が可能になり、比較検討した後に、自分の意志で公立中学校を選ぶことができるようになりました。
また、③のルートの公立一貫校が全国で開校し、受検し合格することが前提ですが、私立・国立と同様に、公立の六カ年一貫教育を選択できるようになりました。
①と③の改革によって、公立の生徒の進路選択は、とても自由で多岐に亘るようになりました。
人気沸騰の公立一貫校を迎え撃つ、②の選択先である私立・国立中学校は、様々な改革を進め、より魅力的な学校教育を目指しています。たとえ国立でさえ、このような改革の努力を怠れば、地盤沈下は免れないことでしょう。
このように考えてきますと、中学受験は、小学校の「お受験」から高校受験まで3回の受験機会の中で、最も多様な選択が可能な進学(受験)であると考えられます。
また、中学受験(②と③)によって六カ年一貫の教育を選択することは、①(当然高校受験をするコース)と比較して、将来の大学進学および学校生活と生徒の心身の発達との関係上からも、教育的に優位な立場に立てると考えている方が多いと思います。
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すなわち、公立の六カ年一貫の教育改革が、意図したかどうかは別として、小学校6年の時点で、将来の最終学歴を選択する、岐路を作り出したのです。
このような教育改革が、個々人の将来への希望や精神的な発達段階に合わせ、個々人がいつでも自由に幅広く教育の機会を選択できる、そうした教育改革であって欲しいと願わずにはいられません。
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