2010年10月14日(水)に、兵庫県神戸市の東遊園地にて、「ストップ・ザ応益負担兵庫集会」が開かれました。兵庫県内の障害者や支援者、自立支援法訴訟の元原告などが約600 人集まり、障害者自立支援法、応益負担の廃止を訴え、その後元町の大丸神戸店までパレードを行いました。
聴覚障害関係では、ろう者、難聴者、盲ろう者、手話通訳者、サークル関係者、要約筆記者が約60人参加し、会場周辺やパレード途中で「We love パンフ」について理解してもらうためのビラを配布しました。
当日のアピール文は、下記のとおりです。
長妻前厚生労働大臣は昨年9月、「重い負担と苦しみと尊厳を傷つける障害者自立支援法は廃止する」と発言したにもかかわらず、今年2月には「粛々と進める立場にあります」と矛盾する発言をしました。その言葉に後押しされて、自立支援法は平成24年の完全実施に向かって、新体系移行が強力に進められています。
今年4月から、福祉サービスと補装具に関してのみ低所得者の負担金が0円になっただけで、応益負担の仕組みはそのまま残っています。障害程度区分によるサービス利用の制限、施設や事業者への日額報酬制、施設利用者の食費等の実費負担などの問題も解消していません。施設に関しては、そのしくみの社会的役割を検討することもなく新体系に移行するよう迫ってきています。
これらは民主党のマニフェストにも、障害者自立支援法違憲訴訟の合意文章にも反するもので到底許すことはできません。
平成25年8月に成立をめざす新法の検討が、障がい者制度改革推進会議や総合部会で進められています。その中では、夢物語ではなく、地についたすべての障害を持つ人たちの幸せを目指す制度にさせることが大事です。
また、新しい総合福祉法が制定されるまでの間も、障害者自立支援法の弊害に困ることのないよう、切れ目のない支援が行われなければなりません。
そのため、私たちは次のことを強く訴えます。
1.応益負担は即刻廃止し、障害者自立支援法をきっぱりと廃止することを明確にすること。
2.新法の成立まで待てない課題として、自立支援医療の低所得者の負担0円にし、障害程度区分によるサービス利用の制限撤廃、施設や事業者への日額報酬制から月額報酬制へ、施設利用者の食費等の実費負担の解消などただちに実施すること。
3.総合福祉法を作るうえでは、障害を持つ当事者や直接支援する支援者が加わり、生活を把握し、今度こそ障害を持つ人が安心して暮らせる仕組みを作ること。
障害を持つ人が、安心して暮らせる社会はすべての国民が安心して暮らせる社会です。そんな社会を目指してこれからもしっかり手と手をつなぎ、心と心を重ねていきましょう。
2010年10月14日
2010ストップ・ザ応益負担兵庫集会参加者一同
聴覚障害関係では、ろう者、難聴者、盲ろう者、手話通訳者、サークル関係者、要約筆記者が約60人参加し、会場周辺やパレード途中で「We love パンフ」について理解してもらうためのビラを配布しました。
当日のアピール文は、下記のとおりです。
長妻前厚生労働大臣は昨年9月、「重い負担と苦しみと尊厳を傷つける障害者自立支援法は廃止する」と発言したにもかかわらず、今年2月には「粛々と進める立場にあります」と矛盾する発言をしました。その言葉に後押しされて、自立支援法は平成24年の完全実施に向かって、新体系移行が強力に進められています。
今年4月から、福祉サービスと補装具に関してのみ低所得者の負担金が0円になっただけで、応益負担の仕組みはそのまま残っています。障害程度区分によるサービス利用の制限、施設や事業者への日額報酬制、施設利用者の食費等の実費負担などの問題も解消していません。施設に関しては、そのしくみの社会的役割を検討することもなく新体系に移行するよう迫ってきています。
これらは民主党のマニフェストにも、障害者自立支援法違憲訴訟の合意文章にも反するもので到底許すことはできません。
平成25年8月に成立をめざす新法の検討が、障がい者制度改革推進会議や総合部会で進められています。その中では、夢物語ではなく、地についたすべての障害を持つ人たちの幸せを目指す制度にさせることが大事です。
また、新しい総合福祉法が制定されるまでの間も、障害者自立支援法の弊害に困ることのないよう、切れ目のない支援が行われなければなりません。
そのため、私たちは次のことを強く訴えます。
1.応益負担は即刻廃止し、障害者自立支援法をきっぱりと廃止することを明確にすること。
2.新法の成立まで待てない課題として、自立支援医療の低所得者の負担0円にし、障害程度区分によるサービス利用の制限撤廃、施設や事業者への日額報酬制から月額報酬制へ、施設利用者の食費等の実費負担の解消などただちに実施すること。
3.総合福祉法を作るうえでは、障害を持つ当事者や直接支援する支援者が加わり、生活を把握し、今度こそ障害を持つ人が安心して暮らせる仕組みを作ること。
障害を持つ人が、安心して暮らせる社会はすべての国民が安心して暮らせる社会です。そんな社会を目指してこれからもしっかり手と手をつなぎ、心と心を重ねていきましょう。
2010年10月14日
2010ストップ・ザ応益負担兵庫集会参加者一同