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ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

貝塚市で、「神の炒飯」に出逢う…

2016-05-27 21:23:34 | うまいもん
ネタがないので、ストックから(笑)。

大阪府南部の、貝塚市に行った時の事。
市役所近くに、こんな中華屋を発見。

「光楽」というそうな。
お昼どきだったので、こんなランチメニュウも。

どれもいい感じなのだが、例によって刺激の強い麺を食べたくて、担々麺セットをオーダー。

店内は昔ながらの、中華屋というよりは純喫茶のような風情。
おしぼりの消毒の強い匂いが、なんだか懐かしい(笑)。
どうも、ご夫婦で切り盛りされているようだ。

着丼までの間、テーブルのメニュウに目をやる。


こんな処で、と云うとまことに失礼だが、本格的な料理がズラリと並んでいるではないか。

さて、担々麺が着丼。

箸を上げてみる。

辛さは、期待したほどでは全くない。
しかしあっさりとコクがあり、トータルバランスの取れたウマい担々麺である。

そしてセットの小炒飯も到着。

ひとすくい、口に運んだ瞬間に世界が変わった。

…なんというウマさ…

まるで「テルマエ・ロマエ」で阿部寛扮するルシウスになったかのように、カルチャーショックを起こすほどの味わいである。
このコメのひと粒ひと粒に程よく油が回り、パラッとした仕上がり。
そこへ襲いかかる、卵の風味。
これ以上でも以下でもいけない、絶妙の塩加減。
口に含んだ瞬間は分からないものの、噛むたびに出現する刻み焼豚の身から出るダシ。
そのダシが米粒に回り、全体をウマくさせている。
その瞬間に現れる油っぽさを打ち消す、刻みネギの存在感。

…まさに、完璧な炒飯。神の炒飯だ。
別に貝塚に用事はないのだが、年に一度ぐらいはこの炒飯をセットではなく単品の、しかも大盛りで食いに行きたい!と思わせるに充分な逸品であった…