
以下、毎日新聞の記事より。
>ソフトウエア開発会社の「ジャストシステム」が毎月発表している「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」の4月度の結果で、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「フェイスブック」を利用していると答えた10代が、昨年4月調査の45%から27%に落ち込んだことが分かった。全体の利用者数は昨年とほぼ同じで、30~40代の男性利用者の増加が10代の減少分を穴埋めした。
調査は15~69歳の男女1100人にインターネット上で日ごろ利用しているSNSなどをアンケートしたもの。10代は男女50人ずつ、他の年代は男女100人ずつが回答した。結果によると、フェイスブックを利用していると答えたのは、10代男性が26%(昨年48%)、女子が28%(42%)。「(フェイスブックを)以前利用していたが、今は利用していない」と答えた10代男性は18%、女性は28%にのぼり、ほかの年代と比べ「離脱」した割合も男女ともに高かった。全体での「利用している」と答えた割合は36%で、昨年の36・5%からほぼ横ばい。昨年は36%が利用していた30代男性は46%、41%だった40代男性は47%に増加した。
若いFacebookの利用者が減っていながら全体の利用者が横ばいであるのは、30~40代の特に男性利用者が増えている、という調査結果だ。分からないでもない。
文章を書くのが面倒な若者は、写真や動画の投稿だけで済むInstagramに流れているのだろう。もっとも、私もInstagramは登録だけはしているのだがほとんど他人の写真は見ていない。
一方、中年男性の利用が増えている理由は何なのだろうか。
私ももう5年ほどFacebookを利用しているが、この1年ぐらいで投稿のペースは激減した。単純に飽きたのである。
以前にも書いたが、Facebookは自慢に満ちている。日本人は自己PRがヘタクソな人種だが、一方で自慢は意外に好きだという事がよくわかった。
(話がそれるが、自己PRと自慢は大きく違う。
自分の長所が何であるか、伝えなければならない場面で伝えるのが自己PR。
求められていない場面で延々と語るのが自慢)
子ども自慢、メシ自慢、旅行自慢、人脈自慢…
リア充アピールを一番熱心にやっているのが、実は30~40代かもしれないのだ。
私は、見てオモロい記事しか書かない。タメになるか、クスッと笑える事しか書いていないつもりだ。
人様のタイムラインに浮上するのだから、必ず笑いは取りたいのだ。
ただ世の大半はそうではなく、高くてウマい食事や酒を飲み食いしたり旅に出ている自分をわざわざ見せつけたくて投稿しているようである。そりゃ利用者も減るはずだ。
ひどい例になると、自分の誕生会や結婚披露パーティーの招待をFacebookで済ませる人がいる。要するにそのようなイベントを設定し、フォロワーのタイムラインに登場させたり招待メールを送ったりするのだ。
しかしそもそも、誕生会って自分で企画して自分で呼ぶものか?
私なんぞ別に誰に祝ってもらわなくてもよい。誕生日とは自分で祝う日ではなく、親に感謝する日だ。
誰かが祝ってくれるというのならそれはそれでありがたいのだが、自分で企画して自分で呼ぶなんて私には理解できない。
結婚披露パーティーになると、さらに理解に苦しむ。
普通は金糸入りの封筒に鶴の切手だろう。最低でも官製往復ハガキではないのか?
人様の貴重なカネと時間を頂戴するのであれば、頂戴の仕方というものがある。
さすがに5年も使うと、Facebookはアホ発見器にすら思えてくる。
皆さんも、ご用心を…!