花狂~偉大なる先人達の孫~

戦後食糧難の時代、魚沼に花を根付かせた先人達。60年もの時が流れ私達がその孫世代。今日も日々花を育てています。

渡辺昌幸くん

2009-05-03 21:23:28 | 花を作り続ける若者たち
平成21年5月3日 
今日は曇り空でしたが、一日仕事が捗る日でした。

夕方、渡辺昌幸くんと農協出荷場の自動販売機の前で会いました。
彼は僕の一つ年下で同じ小学校に通った仲間です。
保育所から一緒です。
昌幸君は高校卒業後に、市内の会社員となりましたが
父親の後を継いで花農家になって数年経ちます。
今では、若手をリードする頼もしい後継者の一人です。
僕は年こそ一つ上ですが、酒の飲みっぷりやおかなの出具合は
さすがに勝てませんね 笑

その昌幸君
自動販売機の前で、お前何でだよ みたいな顔をしていたのですが
聞くと、スポーツドリンクのペットボトルを買おうとしたら
出てきたのが、御汁粉だったとのこと。

ご愁傷様でした、、

鈴木健市

山喜農園品種試験視察を行う

2009-05-03 06:14:36 | 産地魚沼
平成21年5月3日 晴れ
世間では、ゴールデンウィーク突入で行楽地へ行こうとする人や
山へ山菜を採りに行こうとする人など道路も賑わっています。

それ以上に、ほりのうちの農家はいよいよ花の管理作業に向けた
忙しさが本格化していてトラクターの音が山々で響き渡っています。

平成21年5月1日の午後4時半より
㈱山喜農園で行われている春の百合栽培試験の視察をみんなで行いました。
様々な試験がおこなわれておりますが、これから植え込んで行くものや
秋に畑に植え込んだものが昨年作られた球根からどのように育ってゆくのかが
いち早く見れるということもあり、農家は熱心にその内容説明を聞きながら
食い入るように観察していました。

今年の輸入球は、芽は太め 生育は揃い 輪付きも悪くはない様子ですが
逆に、ブラックノーズや芽が動きやすいなどということも懸念されていました。
そういった情報を栽培開始前から念頭に置くことにより
その年その年のあった管理を意識しながら生産を開始出来るということに
なります。



視察後に、本社会議室へ移動し社長 森山隆氏から本年オランダ栽培来年切花向けの球根の話を聞きました。
世界の景気後退が世界に向けて栽培しているオランダ球根農家経営を厳しいものに
しているということが、想像するのは簡単なことですが
実際の状況は、想像を超える厳しさがあり私達、百合球根を消費する立場・
球根を植え切花に育て花として百合を消費地へ届けてゆく大切なチャンネルにいる
百合切花生産農家の立場として
その球根購入も先を考えたものでなければいけないということや
百合という花をより一層魅力的なものに育ててゆかなければならない大きな使命が
あるなぁと思います。

今年も気を引き締めて頑張ります。

産地広報 鈴木