【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

現実的なペルソナ設定の重要性

2020-07-10 09:45:49 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

"ペルソナ"

言わずと知れた
"サービス、商品の典型的なユーザー像"
として
その設定の重要性が常に問われる
マーケティング用語です

私【翻訳商社】マンも拙いながらも

・30-40代
・大卒 男性 妻子有りまたは、大卒 女性 キャリアウーマン
・中堅以上のメーカー勤務または、外資系企業勤務

その他詳細は省きますが
ざっくり言うとそんな風に設定して

「そういった方々が」
「どんな状況でお声掛けしてくださるか」

常に考えています

年齢や性別を問わず
"経営者"はもちろん
重要な"ターゲット"ですが
そういった方々はたいてい
部下や社員に実務を任されるので
やはり"ペルソナ"となるのは
上記のような方々です

しかし最近よく思うのです

いくらそのように設定しても
それらは実態から少し
ズレているのではないか


それらはもしかしたら
"ニーズ有りき"
というこちら側の"期待"を含んだ
恣意的なものになっているのではないか


そこで考えるようになりました

ゼロベースというかスクラッチというか
もし自分がある企業に勤めていて
"翻訳しなければならない"
という状況に突然陥ったら
どうするだろうか


「これを英語にしないといけない」
「これを日本語にしないといけない」

というミッションが突然下り
最初に考えるのはおそらく
自らの外国語能力でしょう

自分でできることなら
業務時間内であろうとなかろうと
エクストラな時間が必要であろうと
やってしまおうとするでしょう

普段はあまり使わないけど
どこかで耳にしたことのある
Google翻訳なんかの力も借りて…

しかし
自分でできることではない場合
Google翻訳だけに頼るのは
いささか不安です
結果によってはお客様や上司から
あとで大目玉を食らうかもしれません

ではどうするか

他に誰か対応できそうな人
社内もしくは知人を探す?
いやでも機密性の高い情報だから
知人であっても社外には頼めない…

するとどうするか

おそらく
予算確認をした上で
インターネット検索して探すでしょう
外国語能力が高く情報管理に長けた
専門家か専門事業者なんかを

そこで初めて
翻訳と通訳が異なることを知ったり
いろんな会社が
翻訳サービスを展開していることを知ったり
なかでもそれ(翻訳)を専門とする
当社【翻訳商社】のような
"翻訳会社"なる存在に気付いたりして
一括見積や比較サイトで相見積もりをとって
最安を提示した業者に発注…
みたいな流れになるでしょうか

もし時間が十分にあるなら

"翻訳とは?"
"翻訳依頼するなら"
"翻訳依頼するときは"

みたいな情報サイトも
じっくり確認することもあるでしょうが
愛車を少しでも高く売りたいときと違い
"所詮は"と言ってはアレかもしれませんが
手早く済ませたい"業務"に過ぎません

じっくりあれこれ吟味することなく
スピーディーに見積対応してきた業者
複数社の中で最安を選択
みたいなことにやはりなるのでしょう

そして

「これでひと安心」
「あとは納期さえキチンと守ってくれたら」

とひと息ついて...
みたいな感じでしょうか

どうでしょう
"翻訳しないといけない"
ということに皆さんが突然なったときの
思考プロセスを辿れているでしょうか

もしこのような流れが大半ならやはり
これまでのペルソナを捨て

"翻訳のほの字も知らない"
もしくは
"これまで知る必要がなかった”

そういった方々を
如何に自社サービスに導くか
一から考える必要があります

"ニーズ有りき"

"翻訳のことを少しはご存知"
といった方々をペルソナとするのは
やはりズレています
(そういった方々はすでに複数の翻訳会社や翻訳者とガッツリお付き合いがあり、翻訳依頼や品質管理のなんたるかを熟知されています)

翻訳依頼に於いてもっとも重要なのは
料金の低さという目先の利益ではなく
翻訳の品質保証や
翻訳する(した)ことで得られる自社の利益
ですが
初めての人がそういったことまで
予測するのは簡単ではありません

よってそういった方々が
失敗したと思われることのないよう
後悔されたり上司やお客様から
大目玉を食らうことのないよう
料金について厳しいご意見を頂戴しつつも

"翻訳依頼の方法や依頼先選定の重要性”

についてしっかり伝道することこそ
今の事業に於ける自分のミッションなのだ

改めてそんな思いも強くしました

現実的なペルソナの設定
やはり大切です



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