【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

言葉は「音」で覚えてから「文字」で理解するほうが良いと思います

2020-03-11 08:31:18 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

「言葉」って結局
「音声信号」というか
「音階」というか要は
「音」なんだよなぁ

はるか数十年前
出張先なんかで
韓国語や中国語を話す必要に
迫られたときに気付いてから
今でも時折思い出します

言葉(※)を扱う商売をしていながら
なんとも恥ずかしい話です
※正確には「言語」を扱う商売ですが
※ちなみに大学での第二外国語は中国語だったという「恥の上塗り」もしておきます

What time is it now?

日本人は
「ホワット タイム イズ イット ナウ?」
と学校で習います
200年近く前にジョン万次郎が
「掘った芋いじるな」
とかぎりなく正しい発音方法
教えてくれてるのに
※史実の信憑性は不問に願います

「文字」情報として学ぶから
日本人が話す外国語は通じにくい
その結果
話すことを躊躇するようになり
それに「恥の文化」が重なって
「完璧な外国語しか話してはならない」
という強迫観念が生まれ
恥ずかしいから話さなくなる
そしていつまでも話せない
または話さない

その過程を体感した気がしました
韓国語や中国語といった
英語以外の言語に直面したときに

四声のある中国語の発音は
簡単ではありません
ひと文字発音を間違えると
まったく違う意味になり
通じません

韓国語にも
日本人にはなかなか難しい
発音がたくさんあります

これを文字情報から
いくら頭で憶えようとしても
(私の場合は)
憶えられませんでした

よって最後は
ドレミのような音階で
足りないオツムに言葉(音)を植え付けて
その音をそのまま口で奏でる
そんなこともするようになりました

極端に言うと
「こういうとき何て言うの?」
と現地の人に聞いて
彼(彼女)の口から出た「音」を
そのまま頭に叩き込む
文字はどうなのか?は考えず
みたいなやり方のほうが
「通じる言葉」
身に付けることができました
※ただしこれをやると知らないうちに「女性言葉」だったりするので注意が必要です

よく考えたら
(よく考えずともそうですが)
人間が生まれてすぐに憶える言葉
すべて
「文字」情報ではなく
「音」情報です

とにかく「音」でまず憶えて
あとからそれに
「文字」情報をくっ付けて

「ああ、なるほど」
「こういうことだったのね」

としたほうが
外国語の習得も速いし
生きた言葉が学べるのではないかと
学校教育はそう在るべきではないのかと
今更ながら立場もわきまえず
大所高所から勝手に
思ったりしています

ついでに言うと
英語を使う人は
全世界の20%だそうです
しかし英語ネイティブは
全世界の1%だそうです
つまりその差19%は
母国語でない英語を使っているのです

1%のネイティブに対して
「恥ずかしい」
なんて思う必要などないのですよ

英語教育にはそんな教えも
含んでもらえるといいな
と思います



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