ブギーナイツの館 - 青春の蹉跌から超暇人への道までを記すブログ

のんきな人です。とにかくどうでも良いブログ。
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80年代 その11

2014-09-17 15:14:36 | 80年代
本願寺月光蟲です。

80年代のドラマはみんなフィルム撮りだった。
その中でも特徴があったのが日本テレビの「横浜モノ」だ。
今横浜はオシャレなイメージがある。

横浜がオシャレな街として描かれたのは80年代のドラマ、主に日本テレビのドラマのおかげもあるような気がする。
そこに登場する人物はどこか抜けてたりハードボイルドだったりと、憎めないキャラばかりで。
後ろに映る横浜の街とかもオシャレに見えてた。

そんな時代というか横浜モノのドラマ枠というかでカルトな作品がある。
厳密に言うと横浜じゃない場合もあるが・・・

勝新太郎の「警視K」というドラマがあった。
私は再放送でも観てなくてVHSのレンタルで観た。

このドラマは短命に終わった。うちきり。
だが、後にソフト化されるという事は特徴があるってことで。
この警視Kは

ほとんどアドリブ
音が同時録音

という、演劇主体というか。
勝新太郎の意欲作なのは凄くわかるんだよね、これだけで。
刑事モノでアドリブが基本でシリアスな内容で同時録音。

ようはシーンによって音がおかしいんですよね。
はっきり言うと、セリフが聴こえないというかききとれない。
アテレコしてないというのは弊害のほうが多いんだよな、と。
だからこそ実験作でありカルトになったと。

初回放送が1980年。
で、先日なんと字幕付きDVDが出た。

これでやっと話のストーリーがわかる。

勝新太郎の演出とかもこれでわかる。

字幕で観てみた。
話の筋がわかる、という当たり前の事に感動した(笑)

何が面白いって、ここにアドリブが加わるため役者の緊張感がすげえ。

何が凄いって話の筋がわかったとこで勝新太郎の演出が凄い。
話がわかりにくい部分もいまだにあるけど。
なんか変なんだよな、色々。
基本的にドンパチではない。でも人情ものとも違う刑事もの

意味がわからないシーンも昔あったが字幕がついた事によりわかるシーンも多々あるが逆に字幕がついても全く意味がわからないカットがあったり。
とにかく面白い。

今でも面白いという表現はあまり好きじゃないんだけど、ほんと面白い。
ドラマや映画好きな方は一回は観てみるのをお勧めします。







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今日の1冊 金田一耕助映像読本 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX)

2014-09-17 15:08:14 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。

金田一耕助の映像に視点をあてた本は色々出てるけどこの本はほんとに濃密。
おすすめです。

過去の金田一の映像の全てがわかりやすい解説と写真が拝めます。
ソフト化されてない戦後すぐの金田一とかの解説もある。
石坂や古谷のインタビューも載ってる。

過去、金田一を演じた俳優さん一覧なんかもも見応えあります。
そして制作した人間のインタビュー等も。
とにかく凄く濃いです。

金田一ってか横溝作品好きな人は絶対読んだほうがよいね!


今日の1冊 金田一耕助映像読本 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX)感想



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最近サブカルもオタクもつまんなくなりましたね。

自称する連中ばかりが多くてゲンナリしてます。
面白い文化って自分で見つけないといけないね。
メジャーもマイナーも関係ないっす。

読んだ本の感想です。(批評ではなくただの感想)

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今日の1冊 歌舞伎町スナイパー 権 徹 (著)

2014-09-17 14:50:14 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。

東京に出てきてからの人生のほうが実家よりも長くなりました。
その間ずっと新宿の沿線ばかりで暮らしてきました。
元々はレコード屋街が目当てなのと都内主要ライブハウスが近いという理由だったんだけど。
渋谷、池袋の沿線は昔から全く興味なくずっと新宿が繁華街への出入り口。
ずっと新宿が好きだ。

元々は西口に新宿ロフトがあったし、何より西口には100店舗レコード屋があったのよね。
そのすぐ隣は歌舞伎町。
歌舞伎町は子供にも好かれる街で、日夜大学生が盛り上がってたりする。
酒と歌舞伎町っていう響きが子供を歌舞伎町へ誘うわけです。
だが、歌舞伎町で遊んでるのは大抵は大学生から二十代半ばまででそのあとは行かなくなる。
うまく説明できないんだが大人になって、35歳位から歌舞伎町の良さがわかってくる。
元々子供の街ではないのだよね。
30歳位の堅気の人は少ないと思う。
歌舞伎町に溶け込んでる三十歳というのはホントに溶け込んでる人が多い。
猥雑というかアウトローというか。向き不向きもあるかも。

24,5歳から大半の人は歌舞伎町で遊ばなくなるようになり35歳とかでたまに遊びに行くような感じに思える。
私は美味しいラーメン屋と飲み屋程度しか行かないし、買春や薬にも興味ないが歌舞伎町の良さはなんかわかる年齢になってきた。
よく不夜城と言うけどほんとに意味がわかるまで時間を要したような気がする。
歌舞伎町はアンテナが優れてないと遊べない街だ。
危険な反面歌舞伎町だけでしか味わえない良さもあるからこそ歌舞伎町に毎日行く人々も多い。
とにかくおっかない場所の反面快楽を提供してくれる街だからこそ戦後から潰れないでマイペースな感じなんだろうね。

歌舞伎町の過激な部分だけをピックアップしてる本は結構出てるけどこの本は少し違う視点。
韓国人カメラマンの本で歌舞伎町ばかり撮っている(た)人の本です。
警察やヤクザとの攻防も面白く書かれてる。

やはり大事なのは歌舞伎町の暗黙のルールをアンテナでどこまで察知できるか?というのが分かれ道な感じ。

気軽に読めるのでこれまたおすすめな理由です。


今日の1冊 歌舞伎町スナイパー 権 徹 (著) 感想。





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秋と言えば秋刀魚ですね

2014-09-17 12:27:07 | グルメ
本願寺月光蟲です。

秋になりつつありますね。まだ蒸してますけど。
秋は秋刀魚。
ようやく安い値段になってきましたよ。

私は焼きも刺身も好きです。
秋刀魚は安いのに食べ方も色々。
はらわたもきちんと食べよう。

秋刀魚ドン、五百円で食べました。
自分で作ればたぶん120円とかで作れそうだけど今年初のさんま丼だったのでつい。
でもね、外だと500円で充分美味しいし安い。
ぼってるところはさんまでも千円とるしね。



安い、美味しい。
幸せ。



秋ですねえ



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今日の1冊 ロスジェネはこう生きてきた 雨宮 処凛 (著)

2014-09-17 12:15:22 | 今日の1冊
本願寺月光蟲です。

ロストジェネレーション世代な私です。
バブル期に青春時代で社会人になったらもうすでに美味しい餌はない世代です。
学生時代はよく殴られたってか毎日殴られてた。
当時の教師は女にはセクハラ男には暴力ばかりで。
都会よりも三年遅れて問題になるのが田舎の学校だったりする。
殴られたとこで不登校なんて言葉もなく引きこもりという言葉もなく。
へらへらしつつも学校に行ったり行かなかったり。

そうなんだよなあ、昔は殴られるのが当たり前で。
とにかく下らない事で殴るんだよ、、、靴下が黒いってだけで殴るとか当たり前だったなあ。
女の子は墨汁で髪の毛を染めさせられるとか、女教師の若さへのシットとかが蔓延してた。

この本の著者は政治というもっとも下らない世界とV系のおっかけで青春を満喫してたっぽい。
「生きづらさ」をテーマにしてるんだけど「わかるわかる」というのはあるんだけど行動力みたいなものは元々あったんだろうな、とか思う。
帰宅部の憂鬱、倍率が異常な受験、私と同じ。
学校に行かないと家族会議以上に学校だのも巻き込んでめんどくさい事になる時代で。

ただなあ、この本を書いてる時点で勝ち組になれたんだし昔を思い出さなくていいじゃん、とも思ったり。
私小説的な内容ばかりで少し疲れたかなあ。

同じ世代なんだけど、少し違うな、サブカルの目線もなんとなく違うし。
かと言ってディスってるわけではない。若い奴にはおすすめ。

上司や恋人、家族にロスジェネがいる人にはおすすめかもしれません。
当時の閉塞感は上手く書いてあります。

似たような人生送ってきたな、と思ったな・・・。

今日の1冊 ロスジェネはこう生きてきた 雨宮 処凛 (著) 感想。




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