北海道言友会 公式ブログ

吃音者(どもる人)でつくるセルフ・ヘルプ・グループ 北海道言友会

本物のカフェをしました

2014-07-30 13:16:00 | 活動報告
 暑い日が続いていますね。適当に雨も降って暑い日が続くと稲の生育には最高ですね。
 さて、先日のマンデーナイト吃音カフェですが、お一人お客様がいらっしゃいました。今回は本物のカフェをしました。やや暑い日でしたが私が器具を持ち込んでコーヒーを淹れました。実は最近買ったカフェケトルと、これまた買ったばかりの器具を試したくて持ち込みました。何人かの方々には試飲して頂きましたが、当日のお客様にもお出ししました。お菓子はショコラブラウニーというものでした。
 さて、この日の話題の中心は親子の間における吃音に対する意識の差と言えるようなものでした。以前から気になっていたことの一つです。色々な方々に聞くと親子共に吃音があり、そのことをお互いに知っていても必ずしも適切な支援に結び付くわけでもないようです。どうしてかと言うと、吃音のある親御さんの側には、ご自分の経験に縛られる傾向があるようです。吃音にまつわってご自分が経験したことからなかなか自由になれないようなのです。頭では理解しているつもりの事でも客観的に吃音を理解して我が子に向かい合うという作業は簡単ではないのだと思います。叱ったら治る、大きな声を出したら治る、毎日本を声を出して読んだらいい、腹式呼吸を学んだら良い等々。
 まして親御さんに吃音の経験が無い場合は、子どもの吃音の苦しさとか大変さを理解しているつもりでもついつい「ゆっくり話しなさい」、「落ち着いて話せば大丈夫だから」と言ってしまうことがあるようです。子どもからすると「別に焦ってなんかいない」、「ゆっくり話せたら苦労しないよ」とか「緊張するなって言われても無理だよ」と感じてしまうことがあります。
 そこで私が思うことは親御さんへの正しい吃音に関する知識の提供が大事だということです。これは実は子どもも同じです。今まで何人もの方々が「吃音があるのは僕だけだと思っていた」と言う声を聴きます。そうではないということ、吃音は親御さんの子育てのせいではないということ等々たくさんお伝えしたいことがあります。
 今回のお客様から感想を頂きました。
 20代男性:昨日は、初めて参加した私を快く受け入れてくださりありがとうございました。吃音持ちとしてこれまで感じていた苦労や辛さを明るく共有できたことが、これまでにない経験でした。

 ありがとうございました。みなさん、来週もマンデーナイト吃音カフェを開店してお待ちしております。
 最近ようやく分かったことがあります。市民活動サポートセンターって、祝日や振り替え休日の日は8時で終わるようですね。来週、8月4日は平日ですので、午後7時から9時まで営業しております。ぜひ足をお運びください。
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