北海道は広い!東西南北に広がっているこの大地!
8月の北見例会に参加しました。今回は当事者3名、保護者2名の参加でした。
札幌から北見に向かう途中の「風力・気温・路温」の表示を見ていると、『あれもう晩夏?』と思うほどの涼しさ。半袖で寒くないかなあと思いまいた。でも建物の中は意外と暖かかったのでほっと一安心。
今回の例会は当事者が3名。20代3名、私と同じ年代の方が1名。保護者の方が2名(小学生、大学生各1名)今回は「自己開示力の育て方」というテーマでした。吃音の問題って幾つかのアプローチがあると思います。一つは話し方へのアプローチ。二つ目は心理的なアプローチ。これは外側から見た場合。内側から見るとこれも幾つかに分かれると思います。一つは、話し方を何とかしたい。二つ目は精神的にしっかりしたい(落ち着きたい・吃音で動じたくない・・・)。三つめは自分の吃音のことを人に知らせるべきかどうか。今回は最後のことつまり「自己開示」に関わることを話題にしました。
私と同じ年代の方は『ある時から、自分の吃音のことを隠さないことにした。それまでは人前で全く話せなかった。それが自分の気持ちを切り替えてから急に話し易くなった』と報告いてくださいました。20代の方は『自分の先生には吃音のことを話している。先生からも「吃音の原因は何か、吃音のことを調べなさい」と言われた』とのことでした。小学生の保護者の方からは『本を読んで子どもにアドバイスをしている。「あなたは話したい言葉がたくさんある。だから、話そうとするときにうまくいかない。あなたは頭がいいんだよ」と伝えている。今後子どもはどこかに相談に行ったら良いのだろうか?』と話して下さいました。大学生の保護者の方は、成長したらしたで悩みはそれなりに変わる。今は単位を落とさないように、国家試験に合格する事が大きな目標のようだ」とのことでした。
私からは、「自己開示力は生きる力になる」という観点でお話しをさせていただきました。吃音の事を隠し続けるなら何時までも隠し続けなければならない。それよりは、誰にどのような事を話すかを考えたらよい。吃音のことをある程度オープンにして生きた方がより楽ではないかと思っているからです。詳細はまたお逢いした時に話させてください。
次回の北見例会は10月20日(土)午後1時から、若い方々の相談。午後3時から成人以上の方々の交流会です。どうぞ、お話しにいらして下さい。