北海道言友会 公式ブログ

吃音者(どもる人)でつくるセルフ・ヘルプ・グループ 北海道言友会

面接と仕事や学業

2015-12-13 10:58:03 | 活動報告
 昨日の中高生のための吃音講座は6名が参加。高校生が1名、中学生が1名とその親御さんが1名。言友会の大人が私を入れ3名でした。挨拶と面接のトレーニング」そしてゲストスピーカーをお迎えしての「自分をアピールするための吃音」
 面接そして仕事や学業。このテーマは吃音のある人達がずっとぶつかってきている壁です。
どうやってこの壁を”登る”のか、”打ち壊すのか”、”迂回”するのか。言い方はともかく、そういう壁があること自体を否定しないところからスタートするんだろうなあと思います。
  自分は面接で評価されるのがいやだ。
  面接なんかで、私の何が分かるか!
  吃音で判断されるのはいやだ。

 こういう気持ちが強ければ強いほど吃音の状態もまた強く出て来るようです。一見吃っていないように見せる技術では解決しないことを自覚してはどうでしょうか。面接場面でも、学校や職場でもカミングアウトする。そのための説明を吃りながらでもいいからしなければならない。そうでないと本当の自分を理解してもらえないのではないか。吃音があることを隠して入学・就職してもいつかはばれるのではないかとおどおどして過ごすのでしょうか。あるいは、吃音があるから進路の選択段階で吃音を隠せると思われる進路を選ぶのでしょうか。昨日はそういう学びをしました。そして1対1で「高校入試の面接」を措定したトレーニングをしてみました。昨夜の教材の一部です。

北海道言友会 中高生のための吃音講座3 2015年12月12日(土)
「挨拶と面接のトレーニング」
私達は、いつも面接を受けているようなものです。中には本当に私たち個人に興味を持っていろいろと質問をしてくれる場合もあります。インタビューはその例です。しかし中には人を振るい落とすための面接もあります。私達が苦手なのは後者ではないでしょうか。
そこで今日は、模擬面接をして見ましょう。その中で自分の吃音のことをどうアピールするかも考えましょう。
12月の特別テーマ 「自分をアピールするアイテムとしての吃音」
ゲスト:Aさん
 Aさんは小学校の先生です。吃音は皆さんの年齢の頃にはありました。ご自分の吃音のことを職場や友人には話しているのでしょうか。そのあたりから、吃音の先輩のお話を伺います。


 次回は1月9日(土)午後3時 札幌エルプラザ会議コーナーです。
 できるだけ申し込まれた上でおこしください。 (とど)
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