続:夫の夢は日本一!

「安心安全」で「とびっきり美味しい」純粋名古屋コーチンの地鶏肉と有精卵他をお届けする【松風地どり】店主の河南英昭を応援♪

☆雲に誘われて

2011-01-10 19:30:37 | 地どり
昨年末、「松風地どり」直売所内の片づけをしていたら、ごらんのような記事が出てきました。

平成9年8月28日の、読売新聞朝刊の切り抜きです。

記事のタイトルは、

『雲に誘われて ~さんだ紀行~』となっています。

【三田松風地どり】の紹介記事で、『「三田の特産品に」。名古屋コーチンの飼育に精を出す河南さん』とのコメントが添えられた夫、河南英昭(かんなん ひであき)の写真も掲載されています。

新聞も古ぼけてしまっていますし、この写真ではわかりにくと思いますので、記事の内容を転記させていただきます。

のびのび飼育で高品質

コケコッコー。

まだ夜が明けない午前4時。

静かな農村地帯で、ニワトリたちのけたたましい大合唱が始まる。

三田市小野で、食肉鶏の王者とされる名古屋コーチンを飼育、販売する「三田松風地どり」。

約530平方メートルの養鶏場には、約800羽が元気に跳びはねる。

名古屋の種鶏場からヒナを取り寄せて育て、解体、精肉、販売、卸しを一手にこなすのは、経営者の河南英昭さん(49)。

11年前、地元農家が町おこしのため、三田牛と並ぶ特産品を作ろうと始めた養鶏直売を、出版会社を退職して引き継いだ。

「一人ですべてができたら」と脱サラしたものの、たった一人で手作りをするのは、予想以上の重労働だ。

「自然の中でよく食べ、よく寝て、よく遊ばせることが大切なんです」と、早朝から一羽ごとに体調を見て回る。

ニワトリの主流となった米国種のブロイラーが効率よく太らせるのに対し、在来種の名古屋コーチンは放し飼いに近い形で育て、身の引き締まった味を出すのが、高級品といわれる秘けつなのだ。

JR三田駅から約8キロの立地条件にもかかわらず、京阪神などからマイカーで訪れ、もも・手羽肉などをまとめ買いしていく人も。

道路わきにはバーベキューハウスもある。

店頭には「おいしさは日本で二番目」との看板がかかげられているが、「本当はどこにも負けない自信があるけど、より高品質を追求しよと思って」と河南さん。

三田の特産品として名をはせ、「日本一」とするのが夢だという。』

ずいぶん古い記事なので、鶏の羽数もずいぶん少ないですし、鶏舎は今は、篠山市大山に移動しましたので、これよりはるかに広いです。

サラリーマンから脱サラし、まったく何も知らない世界に飛び込み、失敗を重ねながら、手探りで、今の状態にまで、もってくることは、並大抵ではなかっただろうと察しがつきます。

そして、今なお、最初の強い気持ちを持ち続け、頑張り続けているところが、「鶏キチ」「こだわりのがんこ親父」たるゆえんですね。

夫は、これからも、自分の信念を貫き通して、いくことでしょう。

それにしても、従業員さんも、二人いる現在でも、未だに、夫の仕事量が、はんぱなものではないことには、少し疑問も感じます。

夫ほどの信念をもつようにと望むのは、普通の人たちには無理だと思いますので、仕方ないことですが・・・。

体を壊さないようにと願うばかりです