私のブログネタのひとつに、「今日がどんな日だったのか」というのがあります。いつもは「今日はどんな日」のカテゴリーで投稿するのですが、今日はあえて「原発問題」カテで投稿します。
1858年4月9日(安政5年2月26日)に、越中(現富山県)と飛騨(現岐阜県)の国境の跡津川断層を震源とする飛越地震が発生。M7.0~7.1、最大震度は6~7と推定されているそうです。
飛越地震の震度分布は→こちら
震源に近い富山・岐阜県境に震度5~7が集中しているのは納得できるのですが、震源から離れた石川・福井県境でも震度6~7を記録。ちょうど原発が集中している敦賀湾付近も震度5だったと推測されています。
この敦賀湾から福井県内には、いくつもの活断層が確認されています。敦賀原発や、大飯原発では原子炉などの重要施設の直下を断層が走っています。いま多くの地震研究者は、2011年3月11日の大地震以後、予測不能の地震が起こることを想定しているといいます(NHK「MEGAQUAKE」より)。
先日のブログでも紹介しましたが(→こちら)、東北大学の研究者は、1999年に「2年以内に釜石沖でM4.8の地震が発生する確率は99%」と予測し、実際に2001年11月13日に釜石沖を震源とするM4.8の地震が発生しました。これは膨大な地震波を綿密に調べた結果、釜石沖で5年周期でプレートがズレる場所(アスペリティ)があることを突き止めた結果でした。
その東北大学の研究者も、3.11の大地震は予測できなかったといいます。それは地震観測のデータをとりはじめてから、まったく地震がおこっていない場所だったからだそうです。この研究者が三陸沖で見つけたアスペリティは1300超。しかし宮城県沖だけは、まったくの空白でした。
それを考えると、いつ・どこで巨大地震が発生してもおかしくない。現に、昨年の7月10日に参議院で行なわれた予算委員会の集中審議で、日本共産党の井上哲士議員の質問にたいし羽鳥光彦・気象庁長官も「(大きな地震は)日本の場合はどこで発生しても(おかしくない)」と答弁せざるをえませんでした。
2012年7月10日の参院予算委員会集中審議は→こちら
井上哲士参議院議員のHPにジャンプします(議事録あり)
そういう危険な場所には原発はいらない・・・とあらためて思ったのでありました。
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