昔からお茶屋さんは、茶箱からお客様の希望の量だけ計量して販売する「量り売り」が主流でした。しかし、現在は密封されたパックでの販売がほとんどです。実は、日本茶の場合「量り売り」だと、酸素や光、湿度に触れてお茶が傷んでしまいます。お茶を包んでいるパッケージは気密性や遮光性が高く、茶葉の劣化を防いでくれています。
そう考えると「量り売り」は時代遅れに感じる人も多いでしょう。ですが菱和園の専門店ではお茶の「量り売り」をしています。以前、私も品質の問題から、「量り売り」を中止しようと考えました。しかし、多くのお客様より「話をしながらお茶を詰めてもらうところが良い」「好みに合ったお茶を試しながら選べる」など、「量り売り」の継続のご希望いただき、当店では常に新鮮な茶葉を10種類ほどご用意しています。できるだけ短期間で飲める量を購入し、密封と低温での保管を心掛けてください。
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