皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

茂木町ふれあいマラソン2018

2018-10-09 09:54:45 | 日記

昨年に続いて栃木県茂木町のふれあいマラソンに参加しました。自宅から道なりで約100kmの道のりを車で2時間以上かけてたどり着きます。北関東自動車道が開通し、栃木方面へのアクセスもとても便利になっています。市民マラソン参加を再開したものの、普段は流通販売業に従事していますので日曜日の大会には参加できず、土曜日や祝日に開催される大会に絞って出るようにしています。体育の日に行われるこの大会に2年続けてエントリーできました。

宇都宮から近くツインリンクもてぎがあります。モータースポーツの町で、早朝つく頃にでも多くのバイクのライダーを見かけました。人口約1万2千人。隣接する那須烏山市は最後の忍城主成田氏長が水攻め落城後、たどり着いたところです。治承4年(1180)宇都宮宗綱の次男八田知家は源頼朝にこの地の地頭として取立てられました。その知家の三男知基は茂木氏を名乗りこの地に城を築きました(茂木城)

時代は下り戦国期に入ると常陸の佐竹氏により茂木氏は常陸国小川城に転封となり茂木氏の支配は終わります。その後佐竹氏の重臣須田美濃守盛重の支配となり、北条氏を迎え討ちます。猛勇と称された須田美濃守盛重は茂木に入る前には主君佐竹氏と共に甲州勤番をしておりその際、甲州、木曽の御岳神社に立身を祈願し、ここ茂木で城持ちとなったことを謝して茂木の巽(南東)に御嶽神社を勧請しています。(御岳神社縁起より)

 

その御岳神社の前が茂木高校で、会場の駐車場になっています。

メイン会場となる茂木中学校は東日本大会に出場する吹奏楽の強豪校です。参加者は約1500名。地元の小中学生中心ですが、一般の部の参加も各地からあるようです。

ゲストランナーはソウルオリンピック代表の宮原美佐子さん。埼玉県の出身です。現在ランニングアドバイザーとして活躍しています。ゴールまで1キロ切った付近で、がんばれーと応援していただきとてもうれしく最後まで走りきることができました。

昨年の大会から1年間さしたるトレーニングも走り込みもせず、1年ぶりに参加しました。体が資本の仕事ゆえ、万が一無理ならリタイヤ覚悟で臨みましたが、途中歩いたものの何とかゴールすることが叶いました。マラソンは人生そのものだなど聞きますが、実際にそう感じます。自己ベストを求めて、競技として時間を争う者。趣味として気持ちよく走る者、仮装して目立とうとするものなど様々です。

スタートは一斉ですので多くの人が集まり声援を受けます。走る方も元気いっぱいです。上り下りをこなし折り返し地点を超え後半になると大きな差が付き、声援もまばらです。最終ランナーが戻るころには表彰式も終わります。

それでもみなそれぞれのペースで走っている。ほとんどの人が苦しくもそれぞれ走る充実感を味わっている。3km・5km・10kmと走る距離も異なります。興味のない人からすれば、何が楽しくて走っているのだろうということになりますが、走る喜び楽しさは何事にも代えられないられないと感じる人も多いのでしょう。私もその一人。

昨年よりも記録は遅くなりましたが、完走証ももらい無事にレースを終えることができました。

走ることが好きです。子供のころからずっと。いつまで走ることができるだろうなどと考えていますが、周りには60代70代で颯爽と走っている方が大勢いました。もちろん私よりもずっと早いタイムで。まだまだ頑張らねばと思うばかりです。

 

 

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