お袋を連れて山の上の家に来ています。
飛行機✈️乗るのも久しぶり、実家を離れるのも久しぶりです。喜んでくれたら良いのですが。
実家で、お袋としばらく過ごした感じでは、まだまだとても元気でいるように見えていました。しかし、一緒に旅に出て乗り物に乗り降りして、観光地に出かけ記念写真撮ったりしていて、やっと今のお袋の状況と言うか、歳をとったお婆ちゃんと言う事が私にも良く理解出来ました。実家近くに住む兄弟達は、その事を理解しているようですが、私にはそれが今までよく理解出来ていませんでした。
人が歳を重ねると言う意味をお袋から教えられました。私は親には案外厳しい態度をとりがちでしたが、今回優しい気持ちになれました。「お母さん、いつまでも有難う」って感じです。
私がまだ現役で子供も小さい頃は、家族を連れて 正月かお盆に里帰りしていましたが、上の子が中学生に上がる時に、子供の部活動を中心にしようと思い、また費用も本当に当時のボーナスが吹き飛ぶ感じだったので"里帰りはもうしない"と。「次は親が逝った時」と心に決めた事があります。その時にある人から言われました。「貴方はとても親不孝な人だ。もし親が平均年齢まで生きたとして後何年?年に1度会えたとしてもあと数十日しか会えないんだよ。一緒に生活している人は何十年と会えるのにね。」と。
通勤電車の中で酔って聞いたのですが、酔いも一気に覚めて、勿論次の年からも毎年必ず1回以上は顔を見せるようにしました。
親は子に色んな事を教えます。子供の頃は人としての良し悪し、夫婦の会話や喧嘩や仲直りの仕方、大人になったら生きると言う本質も。
お袋を喜ばせようと思って連れ出したこの旅も、実はお袋の為ではなくてお袋が私に教える為に用意された旅だったのかもと考え直すものでした。御先祖様が仕込んだ旅だったんでしょう。本当に有難う御座います。そして「お母さん、少しは楽しんでくれたかなぁ」
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