折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

門なし塀なし

2020年04月16日 | 
 「八重のチューリップ」




昭和58年困ったことが起きて家を建て替えることになりました。
急なことでお金もなかったし考えるゆとりもなくて、とにかく住むところを造って他は後から考えようということにして門も塀も造らず車庫と玄関前はコンクリートを流しただけ。ほんの少し室内が見えないように目隠しの板塀は作りましたが、ほかは道路から丸見えです。車庫との間にとりあえず狭い花壇を作って・・・それ以来とりあえずのまま。
車庫とは名ばかり道路に面して単なる空き地のような作りは出入りが楽で門の必要を感じなくなりました。丸見えの玄関周りも慣れれば開放的だとさえ思えます。

このとりあえずの小さな花壇にいろいろ植えて楽しんでいます。
少し前まで30本余りのチューリップ、ビオラ、ムスカリ、ショカツサイなど賑やかに咲いていました。
「きれですねぇ。楽しみに見せていただいてます」と犬の散歩の方。
「だいぶん風で散ったねェ」とは近くの工事現場の方。いつも自販機の缶コーヒー片手にたちどまって。

門も塀もないおかげで皆さんに楽しんでいただけて花だって頑張って咲くでしょう。
あの時もう少し資金に余裕があれば、すっかり塀で囲んでしまい花壇の花を眺めるのは私一人。
カッコいい門扉や塀は作れないままでしたが今になるとこれでよかったなと思っています。


 「ショカツサイ」


忘れられていたクロッキー用の黄ばんだ紙使用。裏打ちしないとダメ見たいですね。


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