折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

花餅を作る

2018年12月22日 | 
 「若松と花餅」和紙


年末になると絵のモデルにお正月用の花が欲しくなります。
花屋さんの店先ではいつもの若松やセンリョウと共に12月半ば過ぎには花餅も並びます。
若松は持ちがいいので早めに買ってセンリョウの代わりは庭にある赤い実のマンリョウを使うことに
しました。そして華やかな「花餅」が欲しいのですがこれは予算オーバーです。

長野地方の花餅は柳の枝に紅白の餅をつけて稲穂がしだれる様子を表すのだとか、飛騨の花餅は紅白の
餅を木の枝につけて花の無い季節を賑やかにして福を呼ぶのだそうです。

花餅をよく見ると特別な方法で餅をつけている訳ではないようです。赤白と並び方にも特に決まりが
ある風ではありません。これなら私にも作れそう・・・長く枝を垂らした柳は何本かが一束で300円
あまりです。
柳を一束と切り餅を一袋買いました。

切り餅一個をお皿に乗せてレンジでチン! 柔らかくなったら小さくちぎって柳の枝に巻きつけました。
もうひとつチンして今度は紅い餅の番ですが食紅はない…ならば絵の具でと水彩絵の具を溶いてお餅に
入れてクチャクチャこねると少々まだらながら薄桃色のお餅になりました。
時々レンジで温めながら白いお餅と薄紅色とを交互に巻き付けると、花餅の完成!
少々不揃いですが初めてにしては上出来。桃色が薄いところは絵具をちょっと塗ればどうみたって
花餅です。


  花餅完成!


翌日絵の教室に持って行くと「え~作ったの~~?」と好評でした。
食べることはできませんがともかく花餅と若松の絵を描くことはできて皆さんに持ち帰っていただく
ことができました。
来年は飛騨地方のように枝に紅白の餅を沢山つけて華やかな花餅にしてもいいかなと思っています。

クリスマスもまだなのに床の間は若松と万両、花餅でお正月の華になりました。

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