酔いどれ堕天使の映画日記

劇場やテレビでみた映画の鑑賞記。原則ネタばれなし!

『ワールド・オブ・ライズ』

2008年12月21日 15時23分55秒 | 劇場鑑賞作品
さきほどみてきました。
ワシントンポストのコラムニストによる原作の映画化です。

原題は“Body of Lies”
“騙しあいの組織”とでも訳せましょうか?
やっぱり内容的にはこちらの題のほうが分かりやすい。

リドリー・スコット監督作品。

自らの組織に懐疑的になりながらもテロ組織の首謀者を追うCIA工作員の姿を描きます。

バクダット、アンマン、ドバイ、はてやシリアの国境あたりまで中東各地を駆け巡り
まさにスーパーマンのような活躍をみせるCIA工作員フェリスにレオナルド・ディカプリオ。

一方、衛星通信システムを駆使し米国本国にいながらにしてフェリスに指示をだす
局員ホフマンにラッセル・クロウ。
ふてぶてしくもウマイ!

司令塔の無理解と“ウソ”に困惑する現場という図式は
一般の企業でもよくみられる光景
思わず同情したくなりました。

フェリスが協力要請するレバノンの諜報機関のトップ
ホフマン(=CIA)、そしてフェリス自身
この三つ巴の駆け引きが作品の要となっていきます。

作品自体必ずしも目新しいテーマではありませんし
迫力ある映像もかなり既視感が漂います。

それにもかかわらず最後まで飽きさせないのは
やはり、主人公を演じるレオナルド・ディカプリオの魅力?

☆☆☆