酔いどれ堕天使の映画日記

劇場やテレビでみた映画の鑑賞記。原則ネタばれなし!

『Jの悲劇』(2004・英)

2008年12月09日 13時33分59秒 | TV鑑賞作品
昨夜、BSフジでみました。
イアン・マキューアン原作『愛の続き』Enduring Love(1997)の映画化です。

イギリス、オックスフォード郊外。大学教師のジョー(ダニエル・グレイグ)は彫刻家のパートナーのクレア(サマンサ・モートン)を伴いやってきた美しい公園で気球の事故に遭遇します。
偶然居合わせた数人の男達とともに救出劇に加わりますがそのうちの一人、開業医の男が命をおとしていまいます。

彼の死から呵責の念にさいなまれ、気球のことが頭からはなれないジョー。
そんなある日、クレアと暮らすアパートメントに男(リス・エヴァンス)から突然電話がかかってきます。
ジョーのためにあの日のことを話し合おうと・・・。

冒頭、突然起きるハプニングの演出のうまさ。
全編をとおしてロジャー・ミッシェル監督の独特な映像センスがひかります。

ダニエル・グレイグはじめ俳優陣もよかった。
リス・エヴァンスの怪演!

それと、ワイン好きの主人公
食べたり、飲んだりのシークエンスがふんだんに登場する本作ですが
いずれの描写も実に自然で素晴らしかった。

無粋な邦題のせいで損していますよ! 絶対・・・。

☆☆☆☆