相場奥の細道 ~ 為替比較サイトもお勧めの本「先物罫線」「相場の張り方」の筆者、鏑木繁先生の連載コラム~

著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断で行われるようお願い致します。

エントロピーの事

2006-09-20 | Weblog
 じっと相場する人を見ていると、死んでも材料に、しがみついている人がいる。

 死ぬとは、大損すること。

 相場は材料ではない、と、幾ら言っても判らない。

 判らない人に、ものを言っても、はじまらない。

 お気の毒にと思うだけである。

 相場は、もともと出鱈目なものである。

 人間心理による高下である。材料は、ほんの一時だけ。あとは群衆の狼狽。

 群衆心理は、出鱈目のカタマリである。

 相場に、理路整然とした論理は無い。

 あると思っている人は、コントンに目や耳や、口などをつけた神様たちのように、コントンは死んでしまう。

 相場に、理論をつけたら相場は死んでしまう。

 相場は出鱈目だから魅力があるのだ。出鱈目はエントロピーである。エントロピーは理解すると面白い。

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