3月18日が、お彼岸の入り。春分の日が21日でお彼岸の中日。24日に明ける。
それにしても「暑さ、寒さも彼岸まで」と、昔の人は、うまいことを言った。
子規の「毎年よ、彼岸の入に寒いのは」。この句は、子規の母親の口ぐせを句にしたもの。「駄々走り来て小水の彼岸婆々」(靜雲)。
昔は着物だから、婆さまの中腰になって田舎の道端で小便する姿をよく見た。
いま時、そのような行儀の悪い姿は見られない。
この句の、駄々走り来て、という処が、いかにもリアルである。
3月も中旬を過ぎると、寒さに心が萎えていた老体も、少しは元気が出る。とにかく台湾生れの、終戦までの台湾育ちは「内地」の寒さには毎年、参ってしまう。台湾ではお正月でも学校のプールで泳いでいた。雪など、遠い山に降っているのを見ただけだ。
それにしても「暑さ、寒さも彼岸まで」と、昔の人は、うまいことを言った。
子規の「毎年よ、彼岸の入に寒いのは」。この句は、子規の母親の口ぐせを句にしたもの。「駄々走り来て小水の彼岸婆々」(靜雲)。
昔は着物だから、婆さまの中腰になって田舎の道端で小便する姿をよく見た。
いま時、そのような行儀の悪い姿は見られない。
この句の、駄々走り来て、という処が、いかにもリアルである。
3月も中旬を過ぎると、寒さに心が萎えていた老体も、少しは元気が出る。とにかく台湾生れの、終戦までの台湾育ちは「内地」の寒さには毎年、参ってしまう。台湾ではお正月でも学校のプールで泳いでいた。雪など、遠い山に降っているのを見ただけだ。