一宮市議会議員 伊藤ひろみちのBlog

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一宮市議会 一般質問3日目(私の質問)

2011年03月10日 | 気まぐれ日記

議会運営委員会がAM9:00から開かれ、人事案件(4件)の追加議案の説明と、今日の議会日程の確認がされました。

人事案件のなかで、副市長が3期目も再任する議案が追加されました。

その後、一宮市議会の一般質問3日目がAM9:30から開かれ、私は午後からの二人目(今期4年間の最後の質問者)PM2:15頃からの質問となりました。

1項目目の質問は、一宮市の市民税10%減税について質問しました。

(1)では、一宮市が10%減税を行った場合の市民1人当たりの減税額を質問しました。

  • 夫がサラリーマン妻が専業主婦、中学生と高校生の子ども1人ずつの世帯で、世帯年収が400万円と500万円の減税額

世帯年収が400万円の減税額  1年間で4,620円の減税となります

世帯年収が500万円の減税額  1年間で9,420円の減税となります

  • 夫婦のみの年金生活者で年金収入が250円の減税額

年金収入が250万円の減税額  1年間で2,940円の減税となります

  • 国民年金のみの受給者の減税額

老齢年金のみの受給者の減税額  120万円控除内となり0円の減税となります

  • 独身世帯で世帯年収が300円の減税額

独身世帯で年収が300万円の減税額  1年間で8,040円の減税となります

以上が平均的世帯の減税額となります。

(2)では、減税の影響により変動するその他の税と料についても質問しました。

減税の影響により一部の方ですが、保育所入所負担金(保育料)が安くなり、障がい福祉サービスと自立支援医療の負担上限額に影響し、負担額が減少します。

安くなったり、負担額が減少することにより一宮市の扶助費が増えることとなります。

(3)では、減税による行財政運営への影響について質問しました。

平成23年度の予算規模から想定すると、20億5千万円の減収となり、義務的経費と投資的経費に分かれるなかで、義務的経費の削減は困難で投資的経費を削減することになります。

議員報酬を半減し議員定数を半減したとしても、その削減額は約2億9千万円で、17億6千万円の歳入不足となり、職員給与などの経常経費を節約したとしても、学校、道路、公園の整備計画や修繕などの先送り、補助金カットや施設利用料などの引き上げなどのコスト削減が不可欠となります。

以上が主な答弁となりました。

最後に、愛知県内の他の市町村で10%減税を行う市町村が増えてきたら、一宮市も10%減税を行いますか?と市長に質問したところ、谷市長は減税を行わないと答えられました。

10%減税は、市長が提案する議案で、市議会が議員提出議案で提案することは困難です。