被告の母の心情や家庭の空気が想像できる
家庭という密室で暴力に支配されていった
日々続く拷問生活
エスカレートしていく暴言、暴力、脅し
聞き流すにも限度がある
妻や子どもが弱っていく姿を見ることでしか
自分を維持できないひ弱な人格
家族は、暴力に支配され、気力も体力もなくしていく
ただ日々を過ごす
ただ生きていくために
全てをあきらめる
思考力がなくなっていく
朝がくると、今日が始まる怖さ
夜になると、夫が暴れだす怖さ
母である以前に、自分の足で歩くことさえ不安定になる
何もかも怖くなる
体がおかしくなる
誰か助けて欲しいという思いがあっても
それが夫にバレた時の制裁の方が怖くて何もできない
完全に暴力に支配されてるから
殺されるという恐怖心しかない
これ以上怒らせないように暮らす、それだけ
何で逃げなかった
そんな力さえ、思考力さえ、なくなる
逃げ損ねたら殺される
そこまで追い詰められる
経済力もない
子どもが幼い
全ての力を奪われたら出ていくことすら考えられない
執拗な管理、監視
長時間の説教
苛め同様、極限まで追い詰められる
私が経験したDVエスカレート期にも説教がありました
休日朝9時から夜7時まで
家の中手当たり次第物を投げ続け怒鳴ってました
夜10時から始まり明け方6時まで怒鳴り続けてました
寝るな!動け!働け!
それが2週間続いたこともありました
眠れないまま仕事に行ってました
同じ家に暮らしているのに
夜12時から翌午後2時頃まで
10分ごとにメールを送信され続けたり
子どもがいるから
学校があるから
他に行く所がないから我慢してた
だから、出ていかないだろうと攻撃し続けたのでしょう
こんな異常な行動をし続け、自分がしんどくなれば
「妻が病気で倒れたので看病のため休みます」と愛妻家を演じてた
過呼吸を起こすようになり
何も食べられなくなり
吐き気が止まらなくなり
手や体の震えが止まらなくなりました
よく体がもったと思います
もう10年ほど前の話です
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DVという暴力に対して罪が軽い
被害者が隠れて暮らすのではなく
加害者を拘束するべきではないかと思う
また、虐待に対しても
もっと制度を進めていける
ジェンダーの進んだ国では実践している
そういう国から学び、早急に救済策を整えて欲しい
DVや虐待がなくならないのは
ハラスメントがなくならない
ハラスメントへの対策がゆるい
社会や国が暴力を認めているからではないでしょうか