河童の茶屋

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第2030弾・三四郎の大学受験

2012年01月26日 08時36分45秒 | ブック
本日の天気予報・気温は0~6度。天候は晴れ。

夏目漱石の『三四郎』・・・
三四郎が東大入学のために上京するのは
暑い真っ盛りの頃。

その後、政府の会計年度にあわせて
4月入学になっていく。

当時のように・・・9月入学に戻せば
受験生が大雪やインフルエンザに悩むこともないだろう。

その東大が・・・『秋入学』を打ち出すと
にわかに雲行きが変わってきた。

世界の大学の大勢である『秋入学』にあわせないと
優秀な教員や留学生の獲得が
益々困難になるというのが・・・主たる理由。

但し、入試の時期は現行どおり。
学生には、秋入学までの半年間
ボランティア活動などを行って
受験戦争で染み付いた価値観の転換に努めて欲しいという。

一方・・・
江戸時代の寺子屋の入学は
現在とほぼ同じ時期だった。

新しく万物が開ける春に入学するのは
日本人の自然観にぴったりだという・・・反論もある。