河童の茶屋

雑音に惑わされず
余計なことを考えず…日々、これ好日と信じて…
一期一会の出会いを楽しみましょう

第114弾・噴水

2006年08月31日 09時47分58秒 | Weblog


   本日は快晴なり。

   『古事記』を読んでいたら、
   男女の区別は、肉体的理由による。
   女は卑しいとか頭が悪いと暗示するものは
   何一つない・・・と書いてある。

   日本は、神代の昔から男尊女卑の考えがない。
   だから、源氏物語など素晴らしい女流作家が
   誕生していたことが頷けた。

   男尊女卑は、西欧から入ってきたのではないか
   と思う。

   日本人はもっともっと祖国の歴史を学ぶことが
   大事だと、改めて気付いた。

   
   

第113弾・風の舞

2006年08月30日 10時09分38秒 | Weblog


   雲行きが怪しい一日か?

   『国連海洋法条約』によれば、
   満潮時に海面に露出していれば
   たとえ小さな『岩』であっても
   『島』と規定される。

   『島』として規定されるということは
   その国の『領土』として認められ
   島の周囲12カイリは、
   その国の『領海』となる。

   しかし、そのような小さな『岩』は
   『人間が居住していない』こと
   あるいは『独自の経済生活を営んでいない』
   ことから
   『排他的経済水域』・『大陸棚』を主張する
   『権利』が認められていない。

   『領海』とは
   その国の主権の及ぶ沿海である。

   ・・・・・・
   小さな岩の上に掘っ立て小屋を建て
   数人を交代で住まわせ
   『国際海洋法条約』の条件を満たしていると
   主張している国がある。
   それが中国。

   何でこんな漫画的なことをしているかと
   思っているほうが・・・愚かだ。

   こんな形で
   中国は戦略的に中国主権の統治下に
   治めていけば、
   そこにはどの国も近づけないのである。

   海洋圏を支配し
   航空圏を支配し
   大陸の中国はやがて海と空を支配する。
   そんなことになったら
   米ソを超える独裁的な超大国になる。

   私たちは、もっと日本の国の周辺に
   何が起きているかに
   危機感を持ち
   祖国日本を自分で守る国にする
   国の形をはっきり認識しなければ
   日本は滅ぶかもしれない。

   風の舞い・・・
   そこには、未知の恐怖の風が
   起きている・・・。
   

第112弾・思い出

2006年08月29日 09時21分56秒 | Weblog



    まさに快晴。

    今日は親父の月命日。
    享年58歳。
    親父より8年も寿命を頂いている。
    有難い。

    生前中は、一日も早く
    親父の元を離れたかった。
    怖い親父のイメージしかなかった。
    今は、最も尊敬する親父のImageに
    変わった。

    50歳を過ぎてから
    無性に親父が恋しくなった。
    組織の頂点に登り始める頃
    周りにはライバルも多く
    悩みは多かった。

    こんな時、
    親父がいたら
    最高の相談役になった。
    そんな思いが募った。

    ここ一番のとき
    親父ならどんな決断をするのか
    そんなことを自問自答した。
    俺も親父の子供だ
    頂点に登って見せる。

    そんな精神的葛藤を
    繰り返しながら
    仕事に取り組んだ。

    そして登り詰め
    トップの座につくことができた。
    墓前に報告した。

    親父に誇りを持って
    今、ここに、僕がいます。
    見守ってくれて
    有難う。

    そして今
    定年を迎えて
    生きていくことの
    本当の意味を
    考える時間が出来た。

    今生きていれば
    親父は94歳だ。
    今の世であれば
    94歳は人生の現役だ。

    親父と一献交えて
    『生きることとは何ぞや』と
    語り合いたい。

    酒の飲めない親父は
    苦笑いするだろうか?

第111弾・爽快

2006年08月28日 09時33分48秒 | Weblog


   今朝も涼しい。
   セミの鳴き声が悲しそう。

   姪っ子が先月ハワイで結婚式を挙げたと
   年下の旦那様と一緒に挨拶に来た。
   見るからに姉と弟。

   妹夫婦は娘が結婚して
   やっと肩の荷が下りたと喜んでいた。
   約10日間ハワイに滞在し
   帰国したときはホッとしたという。

   妹も62歳。
   一時期車椅子で暮らしていた。
   今では杖で歩けるようになっている。
   辛いリハビリに耐えてよかった・・・と。

   息子の方は昨年結婚し
   女の子の子供がいる。
   孫が見られたと
   妹は涙ぐむ。

   母もひ孫が見られたと
   89歳の人生の
   思い出の走馬灯に
   目を細めている。

第110弾・水面

2006年08月27日 10時26分20秒 | Weblog


    今朝も涼しい。
    昨日に続き、秋の気配。

    昨日は母の89歳の誕生日。
    痴呆の症状は無縁。
    食事するのも面倒といいながら
    トイレに行く力だけは
    保ちたいという。

    プチケーキとメロンと小さな花束を
    プレゼント。
    メロンをふた切れ食べて
    美味しいという。

    なかなか迎えに来ないというので
    電話してみようかと言うと
    苦笑いしていた。

    姪っ子からファックスが来たと
    自慢げに見せてくれた。
    子供たちからは
    電話のひとつものないのに
    姪っ子は私の誕生日を覚えてくれたと
    涙ぐんでいた。

    
        

第109弾・秋

2006年08月26日 09時33分26秒 | Weblog



    今朝は涼しい。
    夕べも涼しかった。秋の気配・・・かな?

    山村美紗・・・ミステリーの女王。
    彼女の作品はテレビドラマの常連。
    
    彼女の旦那様は、本当にいらっしゃるのか?
    私には、これこそがミステリーだった。
    娘さんの山村紅葉がいるのだから
    きっといる・・・。
    でも、ついぞ見たことも報道されたこともない。

    ところが、京都ホテルで油彩画展があるという。
    『没後10年追悼 我が妻 山村美紗の在りし
    日々を描く』

    画家は、山村美紗さんの夫・・・巍(たかし)氏。

    70歳にして画家に転身し、美紗さんを描き続け
    たらしい。

    まさに、ミステリー作家にふさわしい夫婦愛。

    私は、西村京太郎・・・かと思っていたのだが。
    やっと、謎の真相に出会えた。

第108弾・水しぶき

2006年08月25日 09時34分55秒 | Weblog


    久し振りのお湿り。
    
    24日は、祖母の月命日だった。
    私が10歳のときに亡くなった。
    もう半世紀以上になる。
    毎月供養の写経をするのが習慣だ。

    毎月、親父と息子と祖母の月命日に写経。
    般若心経・・・を写経すると
    不思議に心が落ち着く。
    有難いことだ。

    毎日朝と夕べには
    仏壇の前に座って読経。
    般若心経と延命十句観音経。
    朝と夕べのご挨拶である。

    腹の底から声が出るとき
    喉元から声が出るとき
    喉に詰まって声が出ないとき
    読経に詰まるとき

    その日によって
    いつもと同じではない。
    体調の異変
    心が病むとき
    
    一番辛いときはは
    30年余り続けていても
    お経の文句を忘れるとき。
    頭の中は真っ白である。

    読経は
    私の健康のバロメーター
    写経は
    己と向き合う修行

    

第107弾・輝き

2006年08月24日 09時53分36秒 | Weblog
   

    晴れ間は見送りか。

    テレビドラマの『最後のナイチンゲール』
    の録画を見た。
    最大の感動は、後半のシーンで米兵がいる洞窟で
    妊婦が出産する。

    間近で日本兵と米兵がにらみ合っている。
    お互いに銃を構えて一触即発。
    その緊迫感の中で出産。

    米兵も固唾を呑む。
    赤ん坊が産まれて産声を上げた瞬間
    米兵の顔に笑みがこぼれる。
    日本兵の顔にも緊張がほぐれる。

    戦争の醜さの中に
    敵味方の関係は一瞬溶けた。
    平和の一瞬。

    新しい命の誕生に、
    米兵が水筒を投げた。
    赤ん坊の体を拭くために・・・。

    その時、日本兵が投げられた水筒を
    爆弾だ・・・と叫び、
    銃撃戦になり、みんな死んだ。

    このシーンは、戦争と平和の
    紙一重を教えてくれたように思えた。

    DVDに録画した。
    又ある日、見てみたい。
    戦争の教訓を・・・。
    平和の有難さを思い出すために。

    

第106弾・鳥のさえずり

2006年08月23日 09時24分29秒 | Weblog


    

    10数年ぶりに教育研修会社の代表から
    手紙が来た。
    彼は同年齢だ。現在も現役で活躍中。

    この会社は京都にある。
    『企業と人』誌を発行しているから
    知っている人も多いかもしれない。
    社歴23年の会社だ。

    彼とは妙に馬が合った。
    教育理念もベクトルが同じ。
    当時、社員を研修に参加させたこともあった。
    研修の厳しさに挫折したものもいた。

    参加させた社員の内、
    一人は眠っていた気概に火がつき
    部長にまで出世した。
    もう一人は、頓挫して退職した。

    ふたりとも、社内の問題児だった。
    今思えば、懐かしい。
    人は機縁に出会って生まれ変われる。
    教育研修の醍醐味は、ここにある。

    代表の彼は、
    私の著書に触れてみて
    『企業と人』誌に掲載させて欲しいという
    要望だった。

    人の縁とは、実に不思議なものだ。
    新たな命が蘇った。

    今朝は、セミの鳴き声に混じって
    小鳥の囀りが賑やかだ。

第105弾・Power

2006年08月22日 08時48分07秒 | Weblog

    
    セミの鳴き声が忙しい。心持悲しい声だ。

    リビングのエアコンが壊れ、
    新しいエアコンを入れる。
    さすがに快適。

    取り付け業者が言っていた。
    昨年の今頃は、仕事が少なかった。
    今年はお盆を過ぎてからも
    忙しい・・・と、笑顔満面に汗まみれ。

    丁寧な仕事ぶりに惚れて
    サイダーを勧める。
    一気に飲み干して
    ああ~・・・うまいっち・・・と
    嬉しそうな浅黒い顔。

    妻はその夜
    テレビを見ながらいつの間にか
    ウトウトと転寝。
    昼間の仕事で疲れたのか?
    それとも、新しいエアコンの心地よさに
    誘われたのか。

    幼子の笑顔は
    夢の中の天使のよう・・・
    妻の寝顔は
    童女のよう・・・と言っておこう。