河童の茶屋

雑音に惑わされず
余計なことを考えず…日々、これ好日と信じて…
一期一会の出会いを楽しみましょう

第144弾・学問修行

2006年09月30日 10時07分56秒 | Weblog

   寝ぼけ空・・・。

   90歳でも元気な人がいるのに
   私が一人で外を歩けないのは
   年のせいではなくて
   病気だ・・・と、母は言う。

   呆気にとられて
   思わず噴出した。
   毎週一回診察してもらっているのに
   ドクターは
   ○○の病気だと言わない。
   そう言って子供のようにグズル。

   何の病気だと言ってもらえば
   気が済むの?
   私はドクターじゃないから
   分かるわけがないでしょう・・・と
   不貞腐れる。

   これは『甘え病だよ』と言うと
   途端に涙ぐむ。

   老いの独り身の寂しさだろう・・・と
   思っても
   毎日続けば腹も立ってくる・・・
   さらりと受け流さないと
   介護共倒れになる。

   介護サービスには
   メンタルサービススタッフが必要だ。
   身内の中では
   とても長続きはしない。
   
       

第143弾・転ぶ

2006年09月29日 09時02分46秒 | Weblog



   すっきりしない秋空。

   とろろ昆布とおぼろ昆布の違い
   私は初めて知った。

   とろろ昆布は、
   昆布を酢に漬けて何十枚も重ねて圧縮し
   四角形のブロックのような形にし
   その断面を10分の一ミリに切断したものである。
   
   おぼろ昆布は、
   昆布の表面をカンナで薄く削ったものである。
   裏表を削っていくと
   最後に昆布の芯だけが残り、
   これが、バッテラに使われる。

   驚きは・・・
   とろろ昆布に含まれるカルシュームは
   牛乳の7倍だという。
   骨粗相症予防には最高。

   おぼろ昆布の効用は
   ガン予防。

   昆布も形を変えると
   効用も変わる。

   昨日、『思い切りテレビ』で見ました。

第142弾・短い命

2006年09月28日 09時02分04秒 | Weblog



   天高い秋空。

   心臓発作で倒れた老人が
   救急車で運ばれてきた。

   その老人は
   病室の窓際のベッドを希望した。

   入院している間毎日のように
   窓越しに紅葉したイチョウをじっと見ていた。

   数日後、
   口も利けなくなって・・・用紙に文字を書いた。

   カナ釘の文字は読みづらく
   ナースも読めなかった。

   『ハムゴハン』としか読めない。
   そして、老人は姿を消した。

   ナースもドクターも同僚の患者も
   院内・外を必死に探した。

   老人は家に戻る途中で
   路上に倒れていた。

   ナースは気付いた。
   『ハムゴハン』は『仏ごはん』・・・と。

   先立った妻の仏前に
   ご飯を供えたかったのだ。

   ドクターの制止にも拘らず
   ナースは老人を家に運んだ。

   仏壇のゴハンは涸れていた。
   老人はゴハンを炊こうと立ち上がった。

   ドクターが老人の代わりに
   ご飯を炊き、仏前に供えた。

   老人は申し訳なかったと
   合掌した。

   仏前におかれた写真
   紅葉したイチョウの木を背景に
   老人と奥さんが写っていた。

   写真に写った二人の表情は
   絵に描いたように幸せそのものだった。

   *ナーススペシャルより


   

第141弾・他人と

2006年09月27日 09時51分14秒 | Weblog


   秋雨じゃあ。

   第90代総理大臣・安部晋三誕生。
   拉致担当補佐官新設。
   家族会の期待は大きい。
   拉致された人の全員が帰れる日も近いか。

   国の民は・・・国民。
   民の国は・・・国。
   祖国があってこそ
   民の安寿の地がある。

   国民の生命と財産と権利を
   保障するのが国家。
   国家は、この安全保障の使命を果たすことが
   最大の責務であり使命である。

   そして・・・
   日本が世界の平和を先導する
   強く美しい国作りを
   実現して欲しい。

第140弾・生きよう

2006年09月26日 09時34分43秒 | Weblog


   肌寒~い。

   毎月一回通う調剤薬局がある。
   常駐薬剤師が4人いらっしゃる。
   その中で一人
   大きな瞳で愛嬌のいい美人だが
   100キロ近いおでぶさん。

   ここ数ヶ月
   その彼女の姿が見えなかった。
   
   昨日行くと
   その彼女に瓜二つの薬剤師がいた。
   「もしかして・・・Mさん?」と声をかけると
   「そうです・・・よ。なんかヘンですか」と
   ニッコリ。

   驚いたことに
   あのおでぶさんがスマート美人に変身していた。
   「なんと、なんと・・・モデルさんじゃないの」
   「そ~お、ありがとうございます。5分の3・・・」
   そう言って、はにかんだ。

   私の頭の中で計算していた。
   仮に元の体重が100キロだとすると
   現在60キロ。
   エエエッ・・・40キロの減量?

   皮膚のたるみも目元の皺もない。
   専門の病院かなんかで
   ちゃんとしたダイエットをしたのだろう。
   「今度、その秘密を教えて欲しいなあ」
   彼女は、それは内緒・・・です・・・とウインクした。

   元々可愛くて美人だっただけに
   スリムになって
   まさに、女優さん並、モデルさん並になっていた。

   
   

   

第139弾・世の中

2006年09月25日 08時55分05秒 | Weblog



   今日も爽やか・・・。

   金木犀の香りが
   どこからともなく漂ってくる。
   いい香りだ。

   重い腰を上げて散歩に出た。
   当てのない散歩は
   どうも独りでは味気ないものだ。

   独りの散歩は
   私の大の苦手である。
   犬でも飼っていればいいのだが。

   そこでついつい一日の歩数が
   平均2000歩。
   
   何とか・・・散歩が愉しいと
   思える工夫を教えて欲しい。

   

第138弾・許されて

2006年09月24日 10時21分21秒 | Weblog

   天を抜ける秋空。

   昨日は、大学時代の友人と
   母校の青山学院大学同窓祭に行った。
   五年振りである。

   懐かしいキャンパスは
   今でも変わらない。
   行き交う同窓の顔ぶれは
   年々変わる。
   中年、初老と子供たち。

   現役学生の落語を聞き
   本当に学生なのか・・・と
   疑うほどにうまい。

   昼食忘れていた我々は
   お土産の弁当を
   校庭に設置されたテーブルで
   食べながら
   子供たちの金魚隙を見ていた。

   孫のおじいちゃんは
   このキャンパスで学んだのだろう。

   私と彼は
   知らず知らずのうちに
   学生気分になっていた。
   48年前の1958年の入学式のこと
   やがて60年安保に突入したこと・・・

   気がつくと16時になっていた。
   13時に来て3時間が過ぎていた。
   来年もまた会おう・・・と
   渋谷駅で別れた。

第137弾・ここでこうして

2006年09月23日 10時10分11秒 | Weblog


   曇りなれど爽やか。

   昨日は秋の彼岸お墓まり。
   高尾駅からバスで10分。
   都営の霊園に父と息子が眠っている。
   
   墓地のあちこちに花が供えられていた。
   少しすぼんだ様子・・・
   今週初めの連休に見えたのだろう。

   宗教心が薄れた・・・無関心の風潮は
   感じられない。
   年々、供花に足を運ぶ人が
   増えてきていると実感。

   そして今日・・・新たな発見。
   高尾の帰りに
   横浜にある延命地蔵尊に立ち寄る。
   ここは動物霊園である。

   この地蔵尊に
   息子(インコ)のマー坊が眠っている。
   ここにも供花に来ている人が多かった。

   延命地蔵尊は
   東京に昭和23年に創立され
   33年に横浜に移されたそうだ。

   その経緯もあって
   東京23区も管轄されている。
   ここには火葬場もあり
   お墓もある。

   そして発見とは
   今では
   ペットと人間が一緒に入れる
   お墓も造られてきたということだ。

   昔は絶対に許されなかったのに
   今では・・・時代の反映なのか
   人とペットが同じ墓に入れる
   そういう慣習に変わってきたそうだ。

   ペット可マンションが増えてきている
   そういう風潮が市民権を得てきている
   そういう時代になってきた。

   仏教では、
   衆生に仏性あり・・・という。
   生きとし生けるもには
   全てに仏性が宿るという。

   

   
   

第136弾・泥んこ道

2006年09月22日 08時24分50秒 | Weblog



   曇りなれど沢やかなり。

   明日は秋のお彼岸。
   今日はこれから高尾山まで墓参り。
   
   うまくいくと
   霊園入り口から・・・楽々バスが出ている。
   園内循環バスである。

   高齢者が増えてきたこともあり
   東京都が始めたサービス。

   このサービスは2年前からだ。
   霊園内にマイクロバスが巡回していたのを見て
   初めて知った。

   墓地の一角ごとに番地に相当する
   ○○街区と表示されている。
   その番号がアナウンスされると
   停車ボタンを押すと止めてくれる。

   料金は無料。
   運動だ・・・と気合を入れて歩くと
   20分ぐらいはかかる。
   緩やかな勾配だが
   結構堪える。

   さ~て・・・今日は
   爽やかな天候でもある。
   歩いてみるか・・・。
   

第135弾・人は愚か

2006年09月21日 09時18分17秒 | Weblog



   爽やか、爽やかなり。

   昨日、自民党総裁選。
   52歳の安部晋三総裁誕生。得票率66%。
   期待された分のプレッシャーに耐え
   美しい国づくりに
   毅然として実行して欲しい。

   小泉前総裁は総理大臣も退任し
   代議士も任期で辞職し
   政界を引退し
   人間・小泉純一郎として人生を謳歌する。

   こんなシナリオが現実になったら
   私は最大の賛辞を贈りたいと思う。
   中曽根康弘氏に引導を渡した仁義を
   果たす意味でも。

   無私無欲の宰相であった
   そのImageを世界に植えつけたら
   各国の首脳も
   大賛辞を送るに違いない。

   そして、
   日本再生の確固たる精神が
   新たな伝説になるかもしれない。

   これが
   私の妄想で終わらないことを
   祈りたい。