河童の茶屋

雑音に惑わされず
余計なことを考えず…日々、これ好日と信じて…
一期一会の出会いを楽しみましょう

第53弾・白銀の世界

2006年06月30日 09時07分33秒 | Weblog

    昨日も今日も真夏日?
    エアコンが苦手な私も、さすがに・・・ON。
    日中は・・・扇風機。

    アルバムの中に涼しさを感じさせる作品があった。
    夏の季節に不似合いだが・・・。

    ご覧の皆さんも、一時の涼感を味わってください。
    

第52弾・天昇

2006年06月29日 09時21分35秒 | Weblog

    昨夜21時頃、訃報が入った。
    私の小さな恋人・・・筋ジストロフィー専門の
    施設に入院していた姪っ子が天に召された。
    
    この子は31歳の寿命だった。
    私のホームページの『天使の絵』のコーナーを
    飾ってくれていた。
    そして今日、この『天使』のコーナーは終幕した。

    口に筆を加えて描いた『ひまわり』は、彼女自身の
    存在だった。
    福祉協議会長賞をもらった作品。

    彼女のメル友になることで、携帯メールを習得した。
    聡明で明るい性格だった彼女に・・・星の数にも劣らない
    元気と勇気をもらった。

    自分の障害に屈しなかった。
    車椅子、ストレッチャーに乗って、多くの人と出会い、
    数え切れない人の縁を結ぶ天才だった。

    最後の最後まで、生きる希望と笑顔を捨てなかった。
    私には、彼女の生き方は手本だった。

    今、声に出せない嗚咽を堪えて・・・合掌。

    
    

第51弾・大波

2006年06月28日 09時26分58秒 | Weblog

    50年ぐらい前のことです。
    長崎の海辺に住んでいました。
    前方は生み、後方には山を削り取ったような岩壁。
    大型台風が来て、一瞬のうちに屋根は吹き飛び、
    前方には大波。

    一瞬の出来事というのは、恐怖はなく、時間がたつにつれて
    全身によみがえるものです。

    温暖化現象が問題になっている今、海外にも恐怖の大波が
    牙をむき出しています。

    大自然の警告には、謙虚に耳を傾けたい。

    
    

第50弾・荘厳

2006年06月27日 10時15分04秒 | Weblog

    昨日は臨時休業しました。
    実は、奈良大和路を旅してきました。
    旅はいい。
    
    三月堂に入って1200年前の空間に浸り、
    言葉では言い尽くせない・・・感動と緊張感を味わい、
    偉大なる、深遠なるオーラを頂いた気がします。
    二日間でゆうに2万歩を超えました。
    参加者の最長老は・・・80歳のおじいさん。
    ホテルで同室でした。

    肉体的には疲労感。
    精神的には優雅・荘厳感。

    
    
    

第48弾・静寂

2006年06月24日 08時35分49秒 | Weblog

    静寂の中で、わが身を省みる。
    ふたを開けると、心の壷から情念が噴出す。
    グヲ~・・・不気味な音だ。

    やがて、吹き零れてしまうと・・・やすらぐ。
    水を打った静けさの中で・・・
    心が自由になる。

    ああ・・・ワア・・・グワー・・・
    意味のない叫びを上げる

    木霊しない
    無音消滅・・・わが身の存在は?
    不安な一瞬

    

第47弾・人魚

2006年06月23日 09時11分40秒 | Weblog

    長女が生まれて、幼稚園に行きだした頃だった。
    アンデルセンの絵本を買った記憶がある。
    薄れた記憶からよみがえったのが・・・人魚。
    
    物語は忘れてしまった。
    私のイメージに、今浮かんだ人魚は、月夜に包まれた
    物悲しい姿だ。
    岸壁を背もたれに、遠い昔を懐かしむ・・・人魚。

    

第46弾・砂塵の山

2006年06月22日 09時33分26秒 | Weblog

    山の衣が砂塵に晒され、森林が削られ、
    必死に大地にしがみつく。
    生きていく為に地を這うように大地に根を下ろす。
    地中深く根を張り、やすりのような砂塵の嵐にも耐える。
    
    カビが環境の厳しさに耐え、変改対応に生き抜き、
    やがてキノコになったように。

    人間には知恵を与えられた。
    それなのに、変化対応に鈍感だ。
    科学技術文明は、世の中に便利をもたらしたが、
    人間の心を砂塵で磨耗した。

    それに気付かない・・・人間。
    
    

第45弾・孤独

2006年06月21日 09時47分46秒 | Weblog

    昨日、70歳の友人と茶話会を持った。
    月に一度のペースで楽しいひと時を共有。
    
    金子みすずの詩・・・彼女の純粋無垢な感性に話題が移った。
    私の大好きな詩は・・・『大漁・・・

    朝焼け小焼けだ
    大漁だ
    大羽鰮(おおばいわし)の大漁だ

    浜は祭りのようだけど
    海のなかでは
    何万の
    鰮の弔いするだろう

    この詩を口ずさむと、今でも涙が出る。
    友人の目も潤んでいた。


    

第44弾・孤高の剣豪

2006年06月20日 09時26分26秒 | Weblog
蒸し暑い、涼風が恋しい。
      剣聖といえば・・・宮本武蔵。
      生涯無敗。剣の道は・・・己を磨く修行の道。
      剣の修行を通して、人の道を修める・・・武蔵。
      
      武蔵が五輪書を書いたという・・・霊厳洞を訪ねた。
      曹洞宗・雲厳禅寺・・・西国十四番札所・・・にある。
      霊厳洞は不滅の・・・武蔵野定点・・・であり、終の棲家
      である。

      時空を超えた心の拠り所・・・霊場。