京都2日目。
床みどり、とやらが見てみたいなと岩倉実相院へ。
ピカピカに磨きこまれた黒光りする床に、
お庭の緑が映りこんで、床が緑に染まることを床みどりとよぶのだそう。
紅葉の季節は「床もみじ」と名がかわるようです。
シーズンオフの実相院はひっそりとしていました。
床みどりも素敵でしたが、奥のお部屋にかざってあった、
清時代から伝わるという透き通るような綺麗なブルーの星座図の屏風に心をうばわれ、
屏風のまえにぺたりと座りずーっとみていました。
お庭はしずかで、蝉時雨が降りそそいでいて、
なぜだか急にスピッツの「流れ星★」がききたくなり、イヤホンでそれを聞きながら葉っぱが落ちるのとか、
虫がお花にはいるのとか、それがぱちっと飛びたったときのお花の揺れとか、
風でゆらめく木々とか、目だけで感じるとくっきりと輪郭をまし、
ゆっくりとした時間を過ごすことができました。