これは出産した時に病院でメモ帳に書いていた記録を後日した日記です。
喉がかれて声が出ない。体もしびれが残っている感じ。
朝食に野菜スープが出てやっと喉が潤う。
肺から麻酔をした為、しばらくは治らないらしい。
朝、裕史が家に帰っている間に携帯を見ると私の手術中にヒロシが送ってくれた
メールがあった。愛情いっぱいの内容に涙が出た。
出産は私だけじゃなく、真裕、ヒロシ、母、皆で頑張って乗り切ったのだと実感した。
私は今、人生の中で1番に幸せな時だと思う。
早く真裕に逢いたくて看護婦さんに聞いてみるといつでも部屋に連れて来てもらえるとの事。
館山から父も駆け付けてくれたので、早速部屋に連れて来てもらった。
昨日の対面はまるで夢の中のようだったから逢えてとても嬉しかった。
壊れてしまいそうに小さくて頼りない小さな赤ちゃんだった。
やっと生まれて来た事が実感となる。
先生が様子を見に来てくれて歩く練習をするように言われた。
ちょっと動くだけでも辛いのに・・・。
でも真裕がまた部屋に連れて来てもらえると聞き、頑張って起き上がってみる。
左半身が痛くてうまく力が入らない。
それでも真裕を抱くと痛みを忘れてしまった。
可愛い。本当に可愛くて愛しい。
夕方、おっぱいの練習で真裕が部屋に連れて来てもらえた。
まだ全く母乳が出ないからスキンシップ程度だけど、おっぱいを吸うしぐさがとても可愛い。
心から愛しい。生まれてきてくれてありがとう・・・と心から思った。
ヒロシと二人、この小さな命を大切に育てて行こう。
今の気持ちを一生忘れる事なく。
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