+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

黒髪の森を歩く

2010年03月01日 | 黒髪山系
ギックリ腰の完治と脚力の衰えを確かめることを目的に昨日山に行ってきた。
前日まで天山の岸川ルートにするか黒髪山系の縦走にするか迷った挙句、
『黒髪山系の植物』(松尾優著)の中にある
龍門水汲み場―上り80分―牧山―20分―牧Ⅱ峰―20分―龍門下り口―30分―龍門
のコースが紹介してあったので、このコースに興味を覚え、黒髪山系を選択した。
最終的なコースは
龍門―龍門水汲み場(牧山登山口)―牧山―牧山Ⅱ峰―青牧峠―青螺山―見返峠―黒髪山―後の平―二俣―龍門
と龍門ダムを取り巻く山を縦走することにした。
龍門ダムに向かう途中から見た牧山。突起のような部分は蛙岩

7時40分に龍門キャンプ場の駐車場に着いた。一番乗りで貸しきり状態であった。
身支度をして軽くストレッチをして、水汲み場を目指して一方通行のダムの道路を戻った。
正面に蟹岩と衝立岩が現れた。来るものを拒むように見下ろしているようだ。

水汲み場の所には、次の写真のような水源の森百選「龍門水源・黒髪の森」の案内板が立ててあった。

その案内板の中にある絵は、『私のために』今日の縦走コースを図解してくれているようであった。

水場で『美味しい水』を頂いて、水場の先の橋の袂の牧山登山口から足を踏み入れた。
8時2分、いよいよ登山開始である。
松尾氏のコースガイドには「牧山までの中盤の長い一直線の急登は特にきつい。この急登は蛙岩の下で終わる。・・・」と書いてあった。
そう言えば、からつ労山のアルプス登山訓練としてもこのルートを登ったということを思い出した。
初めてのコースとはいえ、かなり手強いルートのような思いが芽生えたが、脚力を試す絶好の機会だ『よし頑張ろう』と気合を入れて歩き始めた。
昨夜までの雨の影響で登山道は、しっかり水を含んでいた。その上ザレ場で足の踏ん張りに気を使う。当然に傾斜もそこそこあり、脚力を余計に要求されるようだ。
とはいえ、『キィー』『ピィー』と小鳥の鳴き声が森に響き、清々しさを運んでくれる。
10分程でザレ場を抜けると、自然林の中の登山道に変わった。
徐々にではあるが傾斜がきつくなってきた。まだ『長い一直線の急登』ではないが、青螺山の見返峠からの登りより急な感じがする。
ここのコースの表示板は正直である。矢印はご丁寧に傾斜を思わせる『斜め上』を指している。

落ち葉が敷き詰められた登山道を黙々と、ある意味快調に『自分ペース』で登って行く。
目の前に思いやりのある表示板が現れた。『ひたすら登れば、そのうち山頂に着く、と思う・・・」

その下には、展望台5分の案内までしてあった。登山口から約40分。展望台に行ってみよう。
素晴しい眺望が待っていた。西側には国見岳から烏帽子岳、隠居岳に連なる稜線が見え、
東側にはこれから向かう青螺山や黒髪山、遠くは前黒髪山や英山まで見渡せた。
素晴しいご褒美を貰って、いよいよ『中盤の一直線の急登』に取り付いた。
この急登は、経ヶ岳への舞岳コースを登るようだ。『一直線』が余計にきつさを与えるようだ。
次のような表示板を見ながら、文字通り「この尾根をひたすら登る」



蛙岩の基部まで行くと、水平に移動する所があり漸く急登から開放された、と思ったらロープ場が待っていた。
下の写真は中間から下を写したものである。

かなりの距離をロープが渡してある。雨上がりの岩場である。上りに使って良かったとその時思った。
『もう山頂だろう』そろそろ登山口から70分が経つ。それでもまだまだ急坂は続く。
また、表示板が現れた。

すると、再びロープが下げられた一枚岩が現れた。見上げるとかなりの高さである。

慎重にロープと木の幹を手繰りながら登った。
9時25分、登りあがった所が、牧山山頂であった。

途中の休憩や展望台での一服を含めて83分。
ほぼコースガイド通りの所要時間である。ここまでは脚力は問題ないようだ。
牧山から青螺山、黒髪山を巡る記録は明日以降にしたい。中々進まない。やはり、文才はない。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いろんな山を楽しんでありますね。 (松尾 優)
2010-05-09 00:13:21
こんばんは
「黒髪山系の植物」の著者の松尾優と申します。拙著をお持ちいただいているようで誠にありがとうございます。私はこの本を単に山登り
を楽しみとしていた自分自身の心の整理と自己満足で作ったものに過ぎませんのに、こうして話題にしていただいていることを嬉しくまたとても恐縮いたしております。
さて、私は本日も牧山へ、水汲み場から登りました。500回以上登っている黒髪山系でも、今日も新しい発見ができました。ウドカズラでした。こんなことがあるからまだまだ止められずに黒髪ばかり登っています。いつかご一緒できれば幸いに存じます。
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Unknown (+3k)
2010-05-10 08:29:55
コメントありがとうございます。
勝手に御名を使って申し訳ありません。
まだまだ読み尽くせてないのが現実です。
でも、黒髪山系の魅力は実際行ってみて初めてわかる気がします。
今後も御著書を参考にさせていただきます。
伊万里にも仲間がおります。いつかご一緒できればと思っております。
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