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三十路毒男の明るい生活(今は五十路既男)

昔(毒男):釣り、海外旅行、買い物、料理を中心に綴った。
今(既男):コロナ禍3年間の駐在を終えて日本へ帰国。

久しぶりのBBQ

2006-08-22 | 料理
 8/20日曜日。 11連休の夏休み最後。

 久しぶりのBBQ。但し、この時期は暑いので昼間は疲れる。そんなわけで夕方に和歌山の海に到着し夕涼みBBQを堪能。

 夜中のBBQは大きな道具が多いと撤収が面倒なので、今回は七輪が大活躍。取り回しが便利なのでおすすめ。たまに魚釣りにも持っていく。




焼き万願寺とうがらしが評判良かった。




 お肉の後は、携帯コンロとコッヘルで冷麦を茹でて、冷汁につけて食べたけど、これも旨かったなあ。あっさりしているのでおすすめ。

 最後は海の遠くに見える海南のマリーナシティーの花火を眺めておしまい。今年の夏休みは良く遊んだ。

 

暑いときは「冷汁」

2006-08-05 | 料理
 毎日暑いので、こってりした料理はうんざり。最近は手の込んだ料理を作る気にならない。

 先週末に飲みに行った難波の「酉の舞」(鶏の手羽先がおすすめ)で食べた冷汁があっさりしていて旨かったので、本日の夕飯は冷汁に決定。

 ちなみにWikipediaによると冷汁は日本の郷土料理で山形県と宮崎県に同名でそれぞれ別の料理があるそうだ。今回の冷汁は宮崎風のもの。簡単に言えば冷たい味噌汁をかけたご飯だ。

 作り方は非常に簡単で、ミョウガと大葉の千切りとキュウリの輪切りとすりゴマに味噌を加え、氷を放り込んで冷水で溶くだけ。あとはご飯にぶっかけておしまい。ちなみに正統的な宮崎風の場合、焼いた鯵や豆腐をほぐして汁に加えると共に、ご飯は麦飯を使うそうだ。


 蒸し暑い夏にお勧め!ご飯のかわりに素麺や冷麦でも旨い。
 

夏が旬 「アコウのあら煮」で一杯

2006-07-08 | 料理
 急ぎの実験が入ってしまったため、今週は久しぶりに首にタイマーをぶら下げて実験室で仮眠。モノを仕込んでから廻しっ放しに出来ない実験なので(段階昇温+反応追跡サンプリング)、分割払いの睡眠がつらかった・・・。本日はそんなとんでもない仕事から一時的に現実逃避。久々にのんびりと寛いでいる。

 気分転換の英会話を終え、いつもどおり高島屋の食料品売り場で食材探索。会社のカロリー重視の脂っこい残業飯が続いていたので、和食が恋しい。

 鮮魚コーナーでええ奴を発見。

 それは「アコウのあら」だ。

 関東地方の人間にはなじみの無い魚であるが、関西では高級魚として有名(若い子は知らないと思うけど)。ハタ科の魚で「クエ」の親戚。標準和名は「キジハタ」で夏が旬。こいつの煮付けが大好きなのですかさず購入。一匹丸ごと買ったらええお値段だけど、あらなので激安。頭+カマ+卵で僅か500円。

 帰宅して早速、あらに粗塩を振って、放置している間にお湯を沸かす。その中に放り込んで、表面をさっと白くした後に流しに置いたざるに流し込んで水洗。これで魚の臭みはとれる。

 あらと切れ目を入れた卵を鍋に加え、そこに醤油とみりんと酒と梅干を適当に放り込む。更に水を加え落し蓋をしてぐつぐつ煮込む。途中で付け合せの「万願寺とうがらし」も放り込む。約20分ほどで完成。 



 早速焼酎で一杯。身がプリプリで弾ける様な感じ。煮つけにすると身がしまるので、この特徴が更に冴え渡る。頬の肉が絶品だ。ゼラチン質の多い厚みのある皮の部分もプリプリしていておいしい。ただし、こいつはあらの部分なので鱗落としが甘く、そのままではいまいち食感が悪い。丁寧にお箸で鱗を除去して口に放り込む。あー旨い!これを食べたら他の白身魚の煮つけは食べられないよ。

 あとはシンプルに

「三つ葉と油揚げのお浸し」



「お豆腐」



先週覚えた「焼き万願寺とうがらし」でおしまい。



 久々に寛いでいー感じだった。

 明日は日曜なのにまた出勤。24時間以上の合成実験を横2バッチ(実験終了後の洗い物が面倒だ・・・)。お帰りは来週の月曜か火曜になりそう。そんなわけでお風呂セットと着替えセットと食料を余分に持っていかなくては・・・。あー行きたくない・・・。このままだと来週の三連休も出勤になりそう。誕生日なのに・・・(実はJALの特典航空券で広州旅行を計画していた)。

「焼き万願寺とうがらし」で一杯

2006-07-01 | 料理
 冷静に考えると本日も無駄な買い物をしてしまったようなので、夕食は質素にすることを決意。シャツをオーダーしたその足で地下の食料品売り場へ。

 こう暑くなって来ると、手が込んだのよりも単純明快なのがいい。といっても刺身を買っておしまいではあまりにも平凡だなあと思って野菜売り場へと足を進め食材探索。

 「万願寺とうがらし」

 いつも気になっていた食材。ししとうの親分のような容貌。舞鶴の万願寺地区出身の京野菜。とうがらしといっても辛くは無く、甘みがあるとのこと。売り場の籠の後ろのチラシに「焼いて鰹節と醤油をかけて食べると旨い」と書いてあるので、お勧めを試すことを決意。見慣れない野菜はいつも食べ方を決めるのに苦労する。



 家に帰って軽く水洗いし、トースターで軽くあぶる。「チーン」との音と共に焼き立てをお皿にのせて鰹節と醤油をかけておしまい。
 
 早速一口。肉厚で柔らかく甘みがあって旨い。焼きピーマンよりこっちの方が絶対に好き。ビールよりは焼酎や冷酒がよろしいと思う。そのうちベランダに七輪でも出して、こいつでまた一杯やってみたいなあ。ちなみに「万願寺とうがらし」、夏が旬だそうだ。

新メニュー「パエーリャ」で一杯

2006-06-25 | 料理
 とりあえずまともに出来たようだ。文献やネットを駆使して適度に手抜きしたので思ったより簡単。スープは市販のブイヨンを用い、トマトソースの代わりにケチャップを使用。ざっと作り方を書くとこんな感じ。

 玉葱(1/4)とニンニク(2片)のみじん切りを多目のオリーブオイルで炒めて、米1.5合を放り込んで更にちょろっと炒めて、そこにトマトケチャップを少々添加。別途調製しておいた入りブイヨン(サフランパウダー添加)3カップを加えて数分間煮混んでから、小麦粉をつけてソテーしておいた鶏(今回はボーナス記念で名古屋コーチン200g)と三度豆50gとパプリカ1/4をのせてアルミ箔で覆って弱火で煮混み。最後にちょっと火を強めておこげを作ってから火を止めて10分間蒸らし。

 蒸らしている間は暇なのでこんなので一杯。

アボカドのバルサミコ酢かけ
 半分に割って種をくりぬいて,
そこにバルサミコ酢を注いでスプーンですくって食べる。甘みと酸味とクリーミー感の複雑な混合物。デザートみたい。英会話の先生に教えてもらった食べ方。

残り物のサラダ
 とりあえず野菜がないと美味しい酒が飲めないから適当に入れておしまい。これもバルサミコ酢で食べてみた。



 こんなので軽く一杯やっているうちに蒸しあがったようでパエーリャのおこげの出来具合を確認。
 いちおう最下層のみ僅かにおこげが出来ている。初挑戦としては及第点だろう。
 
 で、肝心のお味の方だけど、初挑戦の割には旨かった。だけどオリーブオイルがきいているので、量は食べられないなあ。この料理にはノンオイルのサラダ必須!残した半分は明日の会社の弁当にでもしようかなあ(三十路毒男の手製弁当。うーん危険な香りだ・・・。)。

 今回の感想
1.サフランは高い! 1000円/g。
2.家庭用コンロでは局部加熱されてしまうので、たえず鍋の位置を変えないと綺麗に全体的におこげが出来ない。

 

本日のパーティー 「ワインにあいそうな料理」

2006-06-11 | 料理
 本日は会社の友人のTファミリーとホームパーティー。GWのカリフォルニア旅行で友人pi夫妻に頂いたベリンジャーのワインが主役だ。

 これが主役。メルローのロゼ。ナパで友人の奥さんと共にテイスティング済み(旦那は運転手・・・。ありがとさんでした!)。お店(ワイナリー)の方は非常に感じが良かった。口当たりがよく、女性におすすめ。

一品目:アボカドサラダ
 我が家の定番。茹でエビとアボカドのわさび醤油マヨネーズ和えが基本組成。見た目を良くするために、前回と同様にキハダマグロのブツと砂糖エンドウ(ボイル)とカイワレを追加して鉢にはサラダ菜を敷く。これはサンドウィッチにしてもいける。

二品目:リヨン風サラダ
 我が家の宴会は主の嗜好(サラダが大好き)により常にサラダは2品ある。本日は文献(「フランス 地方のおそうざい かんたんレシピと地方のワイン」 著 大森由紀子 柴田書店)から2品目を選択。ポーチドエッグと玉葱と肉の組み合わせがリヨン風ということで、とっても簡単でよろしい。今回はポーチドエッグと玉葱とサニーレタスとカリカリベーコン。

 ドレッシングは手抜きでピエトロを使用。玉葱の甘さがいけててGood!

三品目:手羽元の黒ビール煮
 これも最近の定番。手羽元とニンジンをニンニクとオリーブオイルで炒めてから、黒ビール+蜂蜜+醤油+鷹の爪で1~2時間煮込んでおしまい。これは放置プレイ出来るのでパーティー料理に便利。他の仕事がとってもはかどる。今回はよりこってり感を出すべく、イチゴジャムを添加して煮込んだ。子供がいる場合には鷹の爪は入れないほうがいいかも。冷めても結構いける。
 

四品目:たことしし唐の辛み炒め
 これはニンニクと唐辛子でたことしし唐を炒めて、醤油と酒で味を調えるだけ。「決定版 ケンタロウ絶品!おかず 主婦の友社」からのメニュー。この本の料理は比較的簡単でありながら全ていけてるお味!この本は買って損は無いと思う。
 なお、この料理はよく冷えたビールと一緒にやった方が旨かった。唐辛子のドライな辛さが冷えたビールに最高。
 

五品目:パンとアボカド玉葱ソースとサツマイモクリームチーズ
 これも元ネタは「決定版 ケンタロウ絶品!おかず 主婦の友社」。
 アボカドソースの方は玉葱のみじん切りとクリームチーズとアボカドを良く混ぜて塩胡椒とレモン汁で味付けするのみ。文献ではササミのソテーのソースとして使っている(これも旨い)。
 サツマイモクリームチーズの方は茹でサツマイモをマッシャーで潰して、クリームチーズと蜂蜜とマヨネーズとレモン汁で味付け。いつもは文献どおりにサラダとして食べているが、その場合にはマッシャーでお芋を潰さずにサイコロ状のまま和えるだけ。

 流石にパンは自分では作らず近所のお店(The Flour Puff;佐野高校の前、といっても栃木ではなく大阪の泉佐野、関東出身なので佐野=栃木が浮かんでしまう・・・)で購入。外はカリッと、中はふんわり。

幻の六品目:肉じゃがオムレツ(スパニッシュオムレツ) 
 予め肉じゃがまでは準備していたものの、お腹一杯のため、却下。これは私の明日以降の夕飯だ。


 最後はいつもどおり豆を挽いて、コーヒーでおしまい。今日も良く食べた。

 だんだん料理の持ちネタが無くなって来てしまったので、そろそろ気合を入れて新メニューを覚えなくては・・・。

久しぶりのホームパーティー 友人のお土産で一杯

2006-05-07 | 料理
 本日は久しぶりにホームパーティー。今年はこれで二回目だ。友人夫妻に我が家に来てもらって一杯。外で酒を飲むと家に帰るのが面倒なので(飲むと動きたくない)、ついつい我が家に呼んでしまう。しかも家でやった方が安上がりだし。

 本日のメニューは以下の通り。GWのカリフォルニア旅行の反動で和食をメインに。

1.BERINGER VINEYARDS*1のスパークリングワイン(White Zinfandel)
 GWのカリフォルニア旅行で友人にナパに連れて行って貰って、お土産に頂いたもの。BERINGERは結構有名みたいで、日本でも売っている。非常に口当たりがよく飲みやすい。幾つか試飲したけど、何れもすっきりしており飲みやすかった。 piさん、ご馳走さんです。


*1 http://www.beringer.com/beringer/index.jsp

2.根三つ葉と油揚げとササミのお浸し
 根三つ葉は3~5月が旬だそうだ。糸三つ葉と比べ、香りがよい。シンプルな料理にすると美味しさが引き立つと思う。食感が重要なので、ほんの軽くお湯に通して和えてみました。ちなみに根っこの部分をとっておいて水につけておくと、再び芽が生えてくるのでリサイクル可能。


3.シーフードアボカドサラダ
 アレルギーがあるくせに、アボカドは大好物(食べると口の中がかゆくなる)。アボカドはシーフードと相性が良く、マヨネーズで和えると美味い。今回はボイルしたエビ、マグロ、ボイルした砂糖エンドウ(サヤも実も甘くて美味い)、カイワレ大根、アボカドをわさび醤油マヨネーズで和えました。よく冷えた白ワインに合います。



4.筍の煮物
 筍ご飯のために茹でた筍の根元の硬い方を利用。鶏肉、ニンジン、ごぼう、こんにゃく、さつま揚げ、筍を醤油とみりんと鰹だしのもとで煮ておしまい。醤油とみりんは控えめにしてあっさりした味わいにしてみました。


5.手羽元とニンジンの黒ビール煮
 今回で2回目。ニンニクを油で炒めてから、手羽元とニンジンを放り込んで更に炒め、次に黒ビールと醤油と蜂蜜と刻んだ鷹の爪を加えて煮込むだけ。非常に簡単。ビールに合います。


6.筍ご飯と蜆の味噌汁
 非常に簡単。ご飯の方は炊飯器に米と油揚げと筍を仕込んで、出汁の素と醤油とお酒で炊き上げるだけ。飲んだ後はご飯と味噌汁が美味い。


 最後はベイリーズをちょろっと加えたコーヒーと友人のお土産のケーキでおしまい。

 本日も食べすぎた・・・。



本日の夕飯 「スペアリブの煮混み」

2006-04-23 | 料理
 文庫本を大量に買ってしまった。こんなときは読みながら準備の出来る煮混み系の料理がいい。そんなわけでスペアリブの煮混みに決定。

 スーパーでスペアリブを買ったら予めタレがついていたものの、そのままでは面白くない。そこで若干アレンジ。以前に作った手羽元の黒ビール煮の様にビールを放り込もうと思ったけど、今月は貧乏なのでそれはもったいないから却下(煮込むぐらいなら飲む)。そこで今回はソース煮に決定。

作り方
 みじん切りにしたニンニク数片をオリーブオイルで炒め、そこにスペアリブを放り込んで軽く表面を炒める。さらにニンジンの乱切りも放り込んで炒めてから、ひたひたになるぐらいの水を加え、鍋に蓋をして弱火で煮込む。30分後、スペアリブについていた市販のタレに加え、更におたふくソース、醤油、みりん、刻んだ鷹の爪、コーヒー用シュガー等、キッチンの在庫を適当に加え、蓋をして更に60分ほど弱火で煮込む。よく煮えたところで、鍋蓋を外し、火を強めて煮詰めておしまい。

 非常にいい加減な料理ですが、おたふくソースの濃厚な味わいでビールによく合いました。

 

本日の夕飯 「筍ご飯」

2006-04-16 | 料理
 久々の更新。というのは先月から1ヶ月近く風邪を引いていたのでほとんど毎日手抜きご飯。納豆や干物や味噌汁、それかデパ地下惣菜ばかり食べていた。やはり体調悪いときはいまいちやる気がしない・・・。ようやく具合がよくなって来たので、いつもとは違うものを食べようということで、なんばの高島屋の地下で食材を物色。
 あいかわらず「たらの芽」の天ぷらなんていいなあと思うが、天ぷらは不得手なので却下。そういえば関西では「たらの芽」は何ていうのだろう?実家の方では年配の人は「たろっぺ」と言ってたなあ。

 更に物色を続けると、美味しそうな「筍」を発見。

 「姫皮」(内側の柔らかい皮。丸ごと買えるこの時期だけの逸品。)のポン酢和えが好きなので、買い物かごに放り込む。このように書くと毎年「筍」を調理しているように思われるかもしれないが、実は今回が初めて。まあ、ネットで処理方法を検索すれば済むので心配することは無い。あとは「ブリカマ」(天然もの)と「せり」を調達。

筍の灰汁抜き
 ネットで検索すると、煮汁は「米糠派」と「米のとぎ汁派」の二つがあるようだ。更にそれらに加えて赤唐辛子を1本入れる場合もあるらしい。今回は購入時に貰っておいた糠のみを使用することにする。
 まずは根元の赤い粒々のあるところをけずりとり、きれいに洗い流す。次に先端の部分を斜めに切り落とす。 最後に身を傷つけないように、皮の部分に縦に1本切り込みを入れて、大さじ1杯ほどの米糠入りのお湯で1時間ほど煮混む。楊枝を挿してみて煮えたのを確認したら、火を止めて煮汁が冷えるまでそのまま放置。非常に簡単。ちなみに筍は収穫してから時間が経てば経つほどエグミが増してくるので、手に入れたら早めにゆでるのがポイントらしい。
 冷えたところで食用には適さない硬い皮をくるりと剥がしとっておしまい。姫皮は当然とっておく。

筍ご飯

 具はシンプルに筍と油揚げのみ。味付けは薄口醤油と鰹だしとお酒で、炊飯器に具と一緒に放り込んでおしまい。非常に簡単でよい。

 なお、酒のつまみには以下の2品が活躍。
ブリカマ
  
 もうすっかり春ですが、いい感じに脂がのってました。臭みが無くて、天然モノは旨いねえ。

せりと油揚げと玉葱と大根の和風サラダ

 水耕栽培のせりなので、非常にあっさり。ボリューム感を出すならササミを加えてもいいかも。

 そうそう、姫皮はポン酢で和えて頂きました。写真は忘れてしまった・・・。

 本日は久々に美味しいお酒が飲めました。
 

本日の読書と夕飯 「カンパチ大根」

2006-03-12 | 料理
 今日は天気が悪いので引き篭もり。一日中PCに向かっているのはつまらないので読書に専念。

本日読んだ本
●ブライアン・フリーマントル 「シャーロック・ホームズの息子」 新潮文庫
 シャーロック・ホームズの息子が第一次大戦直前のアメリカでドイツを支援する秘密結社を捜査するお話。可も無く不可も無く。国際関係のジャーナリスト出身の作家なので、社会情勢を巧みに取り込んだスパイものや犯罪捜査ものが面白い。
 有名なのは英国諜報部員の「チャーリー・マフィン」シリーズ。冴えないと思われている中年スパイが所謂上流階級出身の上司の妨害をかわして、毎回何とかして生き残っていくお話。敵と味方の両方を相手に知略で戦っていくストーリーが面白い。

●藤原正彦 「国家の品格」 新潮新書
 数学者である著者が、今の日本は「論理」と「合理」でなく、日本人が古来から持つ「情緒」と伝統に由来する「形」を見直すべきと主張。講演をベースにして書かれているので、あまり堅くなくて読みやすい。昔はこの手の本は絶対に読まなかったけど、最近は結構読むようになったなあ。ちなみに著者曰く情緒や形を育てる主力は読書だそうです。

本日の夕飯
 手抜きの夕飯。メインは昨日のうちに仕込んでおいた「カンパチ大根」。

 一晩経つと、大根がいいお味に仕上がりました。

 そのほかは更に手抜き。
・春キャベツと玉葱とササミの味噌汁(要するに買い置き野菜と昨日の残りのササミの処理)
・空芯菜炒め(これも昨日の残りの菜っ葉)
・鰹の刺身(何故か初鰹ではなく、冷凍モノのトロ鰹)
・納豆

 今日も美味しくお酒が飲めました。