「平野歯科通信 温故知新」 大牟田の歯科医師の日記

ドクター平野が歯科医療を変える!

虫がいなくなっている。最後に残るのは人間だけ!!?

2012-04-10 12:11:55 | 日記

サイエンスの3月29日づけで発表された二つの論文が、農業情報研究所のサイトで紹介されました。

この論文の意義を簡潔に解説しています。

是非みなさん知っててください!
http://www.juno.dti.ne.jp/tkitaba/earth/chemical/12040601.htm

農業情報研究所(WAPIC)とは?

 当研究所では、「グローバリゼーションは地球と人類に何をもたらしつつあるのか」をテーマに、情報収集と調査・研究を行っております。

 ノーベル賞経済学者であるロバート・ルーカスは「私は米国でイタリアのコーヒーを飲み、すしを食べ、フランスワインを飲んでいる。世界中の最高のものが米国で手に入る。すばらしいことだ。ハイテク製品も衣類も何もかもだ。それにもかかわらず、世界貿易機関(WTO)の会議を妨害した人々のように自由貿易を脅かす勢力がある。だが、工業化の恩恵は自由貿易を通じて世界に広がっていくのだから、反対派が力を失っていくことを願う。だから私は、二十一世紀の世界にとって大切なキーワードは、何よりもグローバリゼーションだと思っている」といいます(『朝日新聞』2001.12.28)。これほどの手放しの「グローバリゼーション賛歌」はほかにあるでしょうか。「グローバル市場経済」(スーザン・ジョージ)が経済・社会・環境を危機的状況に追い込んでいることは完全に無視されています

 グローバリゼーションによる世界規模での競争圧力の増大により、競争力の阻害要因となるものすべて(人間も自然も)が切り捨てられていきます。その行き着く先は、人間の自滅でしかありません。

 クロード・レヴィ・ストロースは、ほぼ半世紀も前に、「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」(『悲しき熱帯』終章)といいました。しかし、「狂牛病の教訓」に学ぶかもしれない人類は「グローバルを僭称する一文明の拡大」による「地球の単一化」から逃れ、「さまざまなものの対照を、新しいものさえ創出してきわだたせてゆき、多様性が支配する世界を再現するかもしれない」(クロード・レヴィ・ストロース「狂牛病の教訓」『中央公論』2001年4月号)とすれば、かすかな希望はあるのでしょうか。

 既に手遅れかもしれませんが、このかすかな希望に託したいと考えました。的確な情報の提供を通じて、地球と人間を含めた地球の生き物を救出するための行動に一人でも駆り立てられればと願っております。

 なお、当研究所の所員は、およそ30年間、国立国会図書館調査及び立法考査局で、農業・食料・農村、環境、国際貿易等の問題の調査・研究に携わり、2000年に定年退職した北林寿信一人です。その主要な著作を掲げておきます。


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