「平野歯科通信 温故知新」 大牟田の歯科医師の日記

ドクター平野が歯科医療を変える!

サルの死因の話

2010-12-07 23:55:53 | 日記

恐ろしい話だ。

ある動物園によるとサルが歯で死ぬ確率は非常に高いそうだ。

岡山大学小児歯科の岡崎先生のホームページで発見した。

歯性病巣感染というのだが実は人でも問題になっている。

以前もブログに書いたが

堀田先生の著書で慢性病巣感染症の治療でIgG腎症が治ったケースを紹介したことがある。

歯の根っこの病巣の膿が血液を介して全身のあちこちで感染を引き起こし病巣化することが知られるようになった。

歯性病巣感染は歯の根っこの病気、歯周病、

あとあまり話題にならないが

埋まっている親知らずを抜かなかったために起きる周囲炎がある。

埋まっているだけに本人に問題意識がないのが問題となる。

根っこの病気に関しては博多のみらいクリニックの今井先生もおっしゃっていたが

15年間リウマチ治療をして治っていないという方が来院されたそうだ。

その方が歯の根っこの治療を途中で放置していることを知った今井先生は

歯科治療を勧めたそうだ。

すると歯科治療を始めたとたんリウマチが治ったというのだ。

ちなみに病巣感染という病気の3/4は鼻咽腔炎由来、1/4は歯、お口由来と分かっている。

難治性の病気にかかっている人はまず歯のチェックをすることをおススメします。