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あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

あたりまえ何もかもが夏の雲  あきオジ

2012-09-02 05:21:39 | 日記
お茶の水駅周辺の風景です。
毎年、巨大ビルが建ちますね。
もう、「霞が関ビル」はビルの一つになってしまいましたね。
私たちの姿と重なりますね。

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飛石にとかきの光る暑さかな   炭大祇

滝の神所蔵の虹を滝に懸け  鷹羽狩行

(夏の句は「うんざり」した気分を表現したものが多いですね。)

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鳴きつくし飛び立つ蝉は落ちにけり  あきオジ

もう少し歩いてみるか夏深し  あきオジ

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ふうてんも日ざしを避けてカキ氷  あきオジ

2012-09-02 05:06:28 | 日記
湯島聖堂から中央線が見えます。
土曜日と言うこともあり
人は疎らですね。

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やや寒く田端の駅の操車場  風天

芋虫のポトリと落ちて庭しずか  風天

お遍路が一列に行く虹の中  風天

(抑制が利いた表現が渥美清の魅力ですね。寅さんは「それをいっちゃおしまいよ」といいます。風天も同じです。言葉を抑制の利いた表現で並べます。美しいですね。ね。なぜか、この句がとびきり好きです。)

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秋空や呼びだしあるか仁王門  あきオジ

読経すらもゆるごとき浅草寺  あきオジ

真夏日を気にすることもなき渡し船  あきオジ

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隅田川小兵衛はいずこか秋の空  あきオジ

2012-09-02 04:54:30 | 日記
隅田川のプロムナードです。
行き所がなかった人たちは
どこで暮らしているのでしょうか。

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ころり寝ころべば青空  山頭火

何を求める風の中ゆく  山頭火

死んでしまえば雑草雨ふる  山頭火

(山頭火を理解するために「生い立ち」や「日記」を読むのもいいかもしれませんが、そんなに熱心にもなれませんし、興味を持てません。俳句だけを接点にして山頭火に接近したいと思います。どんなに研究しても調べても、所詮、理解できるものではありませんからね。)

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遠くから眺めてすずし桔梗かな  あきオジ

萩咲けば利休をまねく心地して  あきオジ

どうしてもそれもなけれど切符買い  あきオジ

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