有名なハレー彗星は過去2200年間に限ると周期74年から79年ほどで太陽を周回している彗星です。周期が変動するのは太陽への接近距離の極端な変化や木星などの重力の影響(摂動)を受けるためです。
1986年にハレー彗星が近日点(きんじつてん、周回軌道上で太陽に最も近づく位置)を通過直後、私はサイパンまで遠征し望遠鏡でハレー彗星を高倍率で観察しました。

1986年2月9日に近日点を通過、その約2ヶ月後のハレー彗星中心部を口径20cmシュミットカセグレン望遠鏡でスケッチしています。なお、スケッチ時刻はサイパン島での現地時刻(世界時+10時間)です。
天文年鑑2023年版191ページによると、このハレー彗星が遠日点(えんじつてん、周回軌道上で太陽から最も遠くなる位置)を通過するのが日本時間で2023年12月9日(土)5時だそうです。
1986年2月の近日点通過の37年10ヶ月後=2023年12月に太陽からの最遠位置に到達したという訳です。
現在のハレー彗星の位置は太陽から約35天文単位離れ、海王星の軌道よりも外側にいます。なお、天文単位とは地球と太陽の平均距離で約1.5億kmです。
2023年12月9日を境にハレー彗星は遠日点を折り返し、37年7ヶ月後の2061年7月に近日点を通過します。
人類の平均余命からみれば、ハレー彗星の接近を2回見られる幸運な人もいると思いますが、私は多分1986年の1回で終わりそうです。
1986年にハレー彗星が近日点(きんじつてん、周回軌道上で太陽に最も近づく位置)を通過直後、私はサイパンまで遠征し望遠鏡でハレー彗星を高倍率で観察しました。

1986年2月9日に近日点を通過、その約2ヶ月後のハレー彗星中心部を口径20cmシュミットカセグレン望遠鏡でスケッチしています。なお、スケッチ時刻はサイパン島での現地時刻(世界時+10時間)です。
天文年鑑2023年版191ページによると、このハレー彗星が遠日点(えんじつてん、周回軌道上で太陽から最も遠くなる位置)を通過するのが日本時間で2023年12月9日(土)5時だそうです。
1986年2月の近日点通過の37年10ヶ月後=2023年12月に太陽からの最遠位置に到達したという訳です。
現在のハレー彗星の位置は太陽から約35天文単位離れ、海王星の軌道よりも外側にいます。なお、天文単位とは地球と太陽の平均距離で約1.5億kmです。
2023年12月9日を境にハレー彗星は遠日点を折り返し、37年7ヶ月後の2061年7月に近日点を通過します。
人類の平均余命からみれば、ハレー彗星の接近を2回見られる幸運な人もいると思いますが、私は多分1986年の1回で終わりそうです。
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