貧乏石好き

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「一級品」珪灰石

2023-08-26 09:45:42 | 国産鉱物

珪灰石、ウォラストナイトは前に一つ上げましたけど、またヤフオクに素晴らしく美しそうな「一級品」「結晶」の真っ白なものが出ていたので思わずポチッ。



出品者さんいわく、
《岐阜県春日村産の一級結晶の珪灰石です。スカルン鉱物の代表的な鉱物です。この標本は稼働中に頂いた物だけに新鮮で綺麗な一級の灰石標本です。現在閉山していますが、操業中のみに産出した物で、今では2度と手に入らない一級標本です。》

純白で、きらきらしていて、準放射状模様が鮮やかで、実に美しいのです。確かに「一級品」なのでしょう。





ちょっとスコレス沸石に似ているけど、あっちはもっと棒棒している。(は?)
真っ白で輝いている石というのは、案外少ない。そういう点でなかなか貴重なのではないかと。

CaSiO4。準輝石。
準輝石とは何ぞや。輝石と同じ単鎖イノ珪酸塩なんだけど結晶構造が微妙に違うらしい。難しくてわからん。ただ、カルシウムやマンガンといった大きな原子を含むことができるとのこと。
有名どころではペクトライト(ラリマー)、ロードナイト(薔薇輝石)、パイロクスマンジャイトなどがある。いずれもカルシウムやマンガン含有ですな。結晶構造が違うから大きなのも含み込めたのか、大きなのがあったから結晶構造がそうなったのか、そんなことは知らない。(知らないことを書くなw)

しかしこんな美しい結晶が、石綿に代わる便利な素材としてばんばん採掘され砕かれているわけですな。もったいない。
この標本もワンコイン以下でゲットできてしまいました。知られていないせいなのか。こんなに美しい石なのになあ。


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