丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

小さな命

2008年09月22日 | 四方山話
 子供が犠牲になる事件が続いている。実の母親の手にかけられたり、どこの誰だかわからないが、殺されて遺棄されたり、同じような年齢の子供を持つ親を震え上がらせる事件が続く。うちなんかはモロに同世代の子供がいるので、ニュースを聞く度に鳥肌が立つ。

 我が子を手にかけるというのは問題外だが(想像したくもないわい)、自分の子供が犯罪に巻き込まれるという可能性は今のご時勢、決して低い確率ではない。現に毎日のように警察からは不審者情報が流れてくるし、実際にうちの小学校では先週末から集団下校を行っていた。校区で不審者が出現したからだ。
 先週の木曜日、朝から旗当番として近所の交差点に立っていたが、ものすごく怪しいオッサンが子供達の写真をパチパチとりまくっていた。もう一人のお母さんが目的を訪ねたところ、「広報に載せる写真を撮ってる」との返答が返ってきた。それにしても怪しかったので、今日市役所に行く用事がてら広報課に確認してきたが、その日は一件も取材に出ていないとのこと。結局、正体はわからずじまいだが、教育委員会に連絡してもらうように広報課に依頼してきた。油断も隙もありゃしない(怒)。今度見つけたら警察に連絡してやろうと思う。

 近所ですらそんな有様だから、本当に心配で子供だけで外へ出せない。過保護かもしれないが、まだチビ子には一人でおつかいに出したことすらないのだ。こんな事ではイカンとも思うのだが、万が一何かに巻き込まれたらどうしようと思うと、やっぱり子供だけで放っておけない。
 心配性だと思われるかも知れない。確かに危ないけれど、そうそう凶悪犯罪に遭遇するとも思えないと、笑われるかもしれない。きっと、被害にあった親御さん達はそう思っていたんだと思う。まさか自分が被害者になるなんて、考えてもいなかったに違いない。
 でも、受難の確立は多分私達が思っているよりは恐らくずっと高い。
 
 私達が子供の頃にはこんな心配はなかったはず。もっと自由で安全だった。一人でバスや電車に乗って、片道一時間の道のりを毎週通った。それでも危ない目に遭った事はない。駅や電車の中の大人は結構優しかった。
 小さな命を大事に育める社会はどこに行ってしまったのだろうか……。

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お月見コンサート | トップ | 連合運動会騒動記 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
悲しいですね (弥勒)
2008-09-25 08:50:34
なんとも痛ましい事件でしたね。


そこの心理にいたるまで、どのような苦悩があったのか

何にせよ、「殺すなかれ」を実行してしまったからには

しかるべき厳罰を受けるべきでしょうね。


同じ女性としては、複雑な心境です。
返信する
他人事でない (ちえぞー)
2008-09-25 11:14:24
>弥勒さま
福岡の事件は特に、色々な理由があって、それが重なったという状況のようですし、
もし自分があの母親の立場だったらと思うと、
殺さないまでも、ブチ切れたかもしれません。

理解できない訳じゃないけど、
正直、理解「したくない」ですね。

子育ては綺麗事では出来ないけれど、
誰かの助けを借りて
乗り越えて欲しかったですね……。

返信する

コメントを投稿

四方山話」カテゴリの最新記事