二週連続で週末に大雪でした。土曜日の会議は迷わず中止にしたものの、16日の運営委員会は延期が難しい状況で、直前まで悩みました。幸いにも雪は晴れて電車は遅れはあるものの、運休ではなかったので、会議に向かうことにしました。とはいえ着雪はものすごくあり、最寄り駅にはタクシーで行くことにしまして、私の車椅子は折りたためば普通のタクシーのトランクに入るので、いつも利用しているタクシー会社の車を呼びました。いざ乗り込もうとしたら「車椅子積むの?」と不機嫌な声のドライバーさん。「はい、折りたためるからトランクに入りますよ」と私。トランクには重りが入っていて車椅子が入らないと言われて、別な車を呼ぶことになったのですが、去り際に「電話で車椅子乗せると言って」と言われてしまいました。私は唖然としちゃいました。なぜかというと私のマンションでそこの会社を使うのは家の家族しかなく、引越ししてからの20数年間週一間隔で利用しており、大山といえば車椅子と認識されていたはずだからです。そういう土台がなければ、車椅子のことは事前告知することは私だって知ってます。まあ、人の出入りが激しいから知らない人もいるのかもしれないわと気をとりなおして、2台目のタクシーに乗りました。次のドライバーさんは親切でしたしね。ところが車から降りて、歩道に上がる時、スロープ状になってるところが雪のせいで、介護者一人の力では上がりませんで、通りがかりの人に助けて頂きました。これがその日の苦難を象徴していたとはその時は気づきませんでした。会議をやる南仙台までは乗り換えも含め問題なく行きました。安堵したのもつかの間、南仙台駅の広場は除雪が進んでなかったんです。地面はシャーベット状になっていて、なんと車椅子が走れません。タクシー乗り場までの数mをまたも通りがかりの人に助けて頂きました。タクシー乗り場には車がいなくって40分くらい待ちました。会議が終わりかかった頃強風が吹いて、タクシーを電話で頼んだのですが、時間がかかるのはいいとしても、またもトランクに入らないと電話で言われてしまいました。来る時に乗ったと言ったら、さっきのは旧式で、新型のは入らないと言われました。結局他の「障害者」の介護に来ていた人の車に乗せてもらい、南仙台駅まで行きました。みんなに心配してもらい、お手間を取らせる結果になり申し訳なかったんです。ごめんなさい。
天候が悪い時の出かける判断は、交通機関が動いているかどうかで判断していたのですが、今回溶けかかっている雪も車椅子の走行を不能にするとわかり、介護者一人では無理なことも知りました。本当、雪は後の方が怖いです。そしてたとえ折りたためる車椅子でも一般の車両のタクシーを使うのは限界に来てるのかな?と暗澹たる思いを感じてるところです。リフト付きの車両で車椅子のまま乗れるタクシーはありますが、予約制ですし、時間的制約があるし、料金も割高と気軽に使えないのです。やはり一般車両のタクシーを使う道も残して置きたい。嫌な思いもしますが、介護者がいれば利用が可能なのですから。そう思うのは贅沢なのでしようか?
ふつうのタクシーを使うのは贅沢ではないですよ!ただ、車いすはトランクに乗らないからと、体よく?断られるのには残念半分憤り半分な感じですね。