なんだりかんだり

電動車いすで街に繰り出して感じたことを気軽に書きます。

私的感想文

2016年05月18日 17時05分34秒 | 日記

電子書籍を読む毎日を過ごしてました。読んだ本を羅列すると

『火花』又吉直樹 文藝春秋
『相性」三浦友和 小学館
『ネコの住所録」群 ようこ 文藝春秋
『アメリカ居すわり一人旅」群ようこ 角川文庫
『嵐、青春プレイバック」元側近スタッフ 主婦と生活社

というラインナップ。なんともバラバラな選択ですが、そして今気づいたけども、読んだ順序が逆だわ。さて、個人的な感想を書いてみます。興味のある方は、読んで下さい。

1冊目 『嵐、青春プレイバック」

著者が元側近の割には、目新しいこともなく、ファンを悲しませるような、暴露もなかった。完全にファンを当て込んだ企画本。わかっちゃいるが、買ってしまうのがファン心理。

2冊目 『アメリカ居すわり一人旅』

英語も話せず、頼りは親戚の「タラコ」のみ、ところが彼女が飛んだ曲者で‥

アメリカの珍道中。あんたなにしに行ったのよというツッコミを入れたくなるほどの内容。大笑いしましたよ。著者が20代の頃のエッセイ

3冊目 『ネコの住所録」

ネコに関するエッセイ。飼い猫に限らず街中の野良ちゃんや、他家の猫に関しても優しい眼差しで観察してます。

なぜか私もネコブームに乗っかって、ネコ可愛いと思える昨今、いろんなネコちゃんのエピソードは、楽しく読めた。写真は一切ないが、文字だけで情景が浮かんできましたね。

4冊目 『相性」

俳優三浦友和の俳優としての生き様や、夫婦のことなどが語り形式で書かれてます。

私は中学から高校、20さいまで、三浦友和さんの妻、山口百恵さんのファンだったので、先日のTV『ぴったんこカンカン」で、安住さんがこの本を使って、三浦友和さんにインタビューしていたんですね。山口百恵さんが引退されて36年目。引退後の彼女の様子を知りたくって読んでみました。まあ、驚くようなことは書かれてませんでした。

5冊目 『火花」

言わずと知れた、漫才師ビースの又吉さんが芥川賞を受賞した話題作。

売れない漫才師の徳永は、熱海の花火大会の営業で、先輩漫才師の神谷と出会い、師弟関係になる。

純文学だから難しいよと言われたが、案外すんなり読めたわ。ただ、ドラマの原作本に慣れてると、結末が意外でした。理屈先行の徳永と、破天荒な神谷。もっと悲劇的に終わって欲しかった。著者の又吉さんは、太宰治好きだから、読んでるうちに『人間失格」を彷彿させましたね。次回作が楽しみだね。

二週間で5冊。昔に比べたらかなりペースが遅いが久しぶりに楽しい読書が出来ました。