姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

質問に答えられなくても大丈夫

2020年03月09日 | 保健室コーチング

 

メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年2月7日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

相談者にコーチングをしている時、こちらの質問に答えられず、

じっと黙っていたり、タイムアウトで

とうとう答えが出てこなかった・・・ということはありませんか?

 


大人気の教育相談ツール「質問カード」でも

カードを引いたけど、相談者が何も答えない

ということがあります。

 

解決を目的とした支援をしてしまう人は

焦ってしまうようです。

 

保健室コーチングで脳の科学をしっかり学んだ人は

「答えていなくても大丈夫」ということが

分かっているので、

まったく動じません。

 

そうなんです。

脳科学的には

「相談者が、質問に答えられなくても大丈夫」


なぜなら、答えられない質問ほど

意識ではなく、無意識の部分にしっかりと届いているから。

(もちろん、質の悪い質問をしてしまうと

質の悪い答えを探し続けるのでアカンです)


NLPでは

質問された瞬間に脳の中には

空白ができ

それを埋めようと動き出すという脳の習性を学びます。

(NLPラーニングの山崎氏による)


大切なのは、その場で質問に答えたかどうか

ではありません。


その質問が

無意識の部分で検索を始め

答えが出るまでの「間」です。


空白を埋めるための「間」は

脳がずっとその答えについて

検索している時間です。


その検索は

意識できることもあれば

意識的には忘れてしまった場合も

無意識は、ずっと検索を続けています。


つまり

外側からの質問がきっかけとなって

必要な「内側の会話」が始まるのです。


これが

「問いに対して答えを探し続けるプロセス」

まさに、

自分に向けられた「問い」に対し

それを脳の中で砕き

答えを生み出すための

大切な大切なプロセスです。

 


このプロセスの意味の深さを

脳の科学として理解していれば

相談者が

その場で答えを出すことができなくても

答えが生まれるまで

相手を信頼して待つことができます。

 


大人が支援の場ではまり込んでしまうのは

「解決」を求めようとするから。


大切なのは、解決や大人が望む答えを

いわせることではありません。


相手が主体的に思考することであり

それを言語化し

そこからまた次の会話が生まれること。


もちろん、相手の脳にとって

前進する「よい質問」がされることが

前提です。


どんな質問が効果的なのかわからない方は

脳科学理論とから生まれた

HMレジリエンスメソッドのひとつ

「質問カード」を使ってみてください。


質問カードを中心とした

HMレジリエンスメソッドの活用事例は

こちら ↓ ↓

https://blog.goo.ne.jp/hime1961/c/f36c888d3042f15c0dc32fe4c5ae1924

 


2011年の開発以来、すでに全国1000校近くで

活用されています。


ここ数年、教師限定で開催してきた

メソッドの講座を一般の支援者向けに

2日間で開催します。


保健室コーチングでお伝えしている

脳科学理論も含め、効果的な活用法を学ぶことができます。

https://heart-muscle.com/post-19530/

 


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