姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

我慢と誘惑と壁

2020年10月26日 | 保健室コーチング


(株)ハートマッスルトレーニングジム代表

主体的人生を構築する人材育成トレーナー

桑原規歌です。


今日のテーマは


「我慢と誘惑と壁」です。


マシュマロテストという

有名な実験があります。


被検者の子どもに

15分間、目の前のマシュマロを

食べずに待つことができれば

2つ目のマシュマロをあげる

といって我慢できるかどうか

という実験です。


この実験で

15分待つことができた子と

待てなかった子は

20年後の成績や年収に

違いが表れた

というものです。


この結果から

長い間

我慢は大事って

言われてきましたね。


確かに一理ありますが

この実験なんとなく

違和感を持っていました。


と思っていたら

最近は再現性がなかった

ということで

必ずしもそうではないと

言われるようになりました。



だって、現代の状況から言えば

貧困家庭の子とか

発達の課題とか

色んな条件が

重なってくると思うのですよね




桑原が着目したいのは

実験がどうのこうのより

「我慢」とか「待つ」ことは

大事と言われながらも

「我慢のしかたや待つ方法」が

子ども達に教えられていないぁと

思うのです。


この実験でも

うまく15分食べるのを

我慢できた子は

15分間をやり過ごす方法を

使っていました。


それは

焦点を外すこと。



実験された部屋は

机と椅子とマシュマロ以外は

何もありませんでした。


その中で

おもちゃで遊んでいることを

想像したり

マシュマロが視野に

入らないようにしていました。


これは、

目の前にある達成の妨げになる

「誘惑」や「壁」とどう付き合うか

という戦略の問題になってきます。


勉強しなきゃと思うけど

ゲームもやりたい。


運動しなきゃいけないけど

まだ寝ていたい。


チャレンジしなければならないけど

怖くてできない。


長い人生では

進む道の前に、たくさんの壁が現れます。

あるいは、誘惑になるものも

現れます。


その時に、

その誘惑や壁にとらわれるのではなく

その誘惑や壁を越えたところに

どんな未来があるのか

何が手に入るのか

それが手に入ったら

どんなに楽しいのか

幸せなのか

と、達成した未来に

焦点を向けることも一つの方法です。


ただ、これも

ひとつの方法にすぎず

完ぺきではありません。


一人一人の子どもの

背景や現状の課題も

考慮していく必要があります。




それでは

今日も、今日も素敵な1日を!


この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」

2020年10月22日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 



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