6月にPTA講演会でおじゃました 一宮市の西成東小学校 学校保健委員会&現職教育で 子どもの携帯電話の使用についてのお話をさせていただきました。
テーマ:「子どもたちの生活とネット問題」
対象は、PTAの方、先生方 約30名。
今回の話の概要は以下のとおりです。
≪概要】
生活を便利にするために生まれてきた携帯電話が、爆発的な普及スピードと機能・性能の急激な進化で、新たな問題を大人にも子どもにもたらした。
そして、携帯電話やパソコンにおけるインターネットの問題は、携帯の利用方法という問題にとどまらず、人権(いじめ含む)・性の問題・薬物乱用・人間関係能力・著作権問題・基本的生活習慣など多くの問題を絡み合っている。
こうした考えのもと、大まかに以下の点について講演&ワークを行いました。
① 子どもたちは、ネットでどんなことをしているのか?
② どんな問題が起きているのか。(ネットいじめを中心に)
③ コミュニケーションのデジタル化で何が失われているのか
④ なぜ、デジタルコミュニケーションは、トラブルがおきやすいのか
⑤ この状況で、今、できること
子どもたちは、大人の意図とは違った使い方をしてしまいます。子どもたちの対応能力は非常に高いので、大人がしらない機能やサイトへもどんどんアクセスします。また、思いもよらない使い方をしています。
まずは、大人がネット事情を知ること
そして、携帯と上手に付き合う能力を育てること
穴だらけのフィルタリングや無責任なサイト管理者の対応など、社会の対応が遅れている今、一番身近にいる大人(親)が、子どもたちとしっかり話し合って、どう使っていくのかを自分たちで決定していくことが大切です。
そして、トラブルが発生しているかどうかを知る大人のアンテナを立てることも必要です。
私が、8年くらい前に、小学校勤務時代に「5年生の総合的な学習」で、メディアリテラシーをとりあげ、そこで、携帯電話についての学習にも取り組みました。
当時、近い将来、携帯電話の問題は、きっと学校現場にも大きな混乱をもたらすであろうというのが、当時の私の予測でした。だからこそ、小学校時代からの取り組みが必要。。。というわけで、学年の先生と取り組んだ次第です。
当時の取り組みは、最近全く更新していない HPに掲載してあります。(たぶん開設が1998年くらいだったように思う)
http://www.tcp-ip.or.jp/~hime21/hokensido/tyugaku-dousiyo.pdf
http://www.tcp-ip.or.jp/~hime21/hokensido/ke-tai-sidouan.pdf
学校保健委員会が終わった後、先生たち向けに現職教育を行いました。
ケータイの問題から少しだけ離れ、アナログコミュニケーションの大切さを、どのように子どもたちに伝えていくか?という視点で、ワークを取り入れて楽しい時間にしました。
とにかく先生たちが明るくて、あったかくて、ノリがよくて、チームワークがいいのです。そして、本当にみなさんが、真剣に聴いてくださったのです。
西成東小学校の子どもたちは、こんなすてきな先生方と毎日をすごせるなんて幸せですね。
本当に気持ちよく講義を進めることができました。
帰宅後、担当の先生から
「先生方がにこにこの笑顔で参加してくださっていてうれしかったです。さっそく先生の講演会があれば紹介してほしいという若い先生が声をかけてくれました。
こんな現職教育だったら大歓迎と言ってくれた先生もいました。姫先生にお願いしてよかったです」というメールをいただきました。
幸せな気持ちをたくさんいただいた 2時間でした。
感謝、感謝。ありがとうございました。
違うと思います。そういう使い方を仕向けている大人がいるんです。
例えば、シュレッターで指を切りました。使った本人が、例え子供だろうと、使い方が悪いんです。しかし、何故か、製造会社が謝ります。被害のないようにします。と言って。
他にも、こんな例はたくさんあります。
でも、携帯電話に限っては、使い方が悪い、となってしまう。
何か被害があった場合には、サイト管理者、HP貸し出し運営者、携帯電話会社が謝るべきです。
自由に使える携帯電話社会にすべきなんです。
サイト管理者は自分のサイトで何が行われているかを管理する責任があるのです。それに対する罰則規定を作るべきなんです。
このまま行くと、携帯電話がダメならインターネットとなり、インターネットは高校生以下は保護者同伴の世の中になります。
家庭内のルール作りもすごく大切ですけど、ネットのルール作りの方がもっと大切です。
ちなみに、gooブログを携帯電話から、子供は読むことは出来なくなりました。
私のような大人でさえ、この間、いやがらせ、誹謗中傷を受けました。相手が誰なのかわからないというのは、欠陥です。