察する傾聴から言語で確認へのシフト

2021年08月11日 | 保健室コーチング

（株）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。

今日のテーマは
「察する傾聴から言語で確認へのシフト」です。

保健室コーチング101講座Ａ日程を
修了された方から感想が続々と届いています。

第5講では、当初の予定に加え
確認質問のワークを再度取り入れました。

初めて学ぶ方も既修者も
このワークでかなり深い理解ができたようです。

そのことについて書かれたＨ先生の感想を
ご紹介します。

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確認質問のワークをしたことで、
質問へのハードルが
低くなりました。

また、自分は質問することに
抵抗があったのだなと思います。

それは
『１を聞いて１０を汲みとるのが
よい教師』みたいに思っていたところがあったからです。

担任と二人で
子どもに面談するときなど、

やたら質問する担任に
イライラする時がありました。
「それくらい前後の文脈から察しろ」と。

でも、実際に確認質問をしていて
ズレがあることに気がつけたり、

ワークで質問されてみると
自分の中でぼやけていたことが
ちょっと形を表してくることを体験して

察しの悪い人になって
確認質問をすることは大事！と
実感できました。

姫先生が何度も言われていましたが
「相手を正すためじゃない」
ってことは絶対に忘れちゃダメだなと思います。

ついそっちにいってしまうので…。

そして、確認質問のパターンを練習して
実際に生かしていきたいと思います。

より質の良い質問が
自然に出てくるようになることを
目標において
実践していきたいと思います。

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Ｈ先生。
とても大切な気づきを
まとめてくださって

本当にありがとう
ございます。

確認質問は
ベーシックコースでも
アドバンスコースでも

脳科学的・神経言語的な
理論とともに
何度も練習するのですが

苦手意識を持つ方は
とても多いです。

その理由の一つが
「解決のために使おうとする」
という支援者のあり方です。

相手の「思い込み」を
認めさせなければ！

自分が「正解」と思う
価値観の箱に
連れて行かなければ！

という想いです。

本来、確認質問の目的は
自分の無意識の
フィルターによって
狭くなった視野を
広げていくこと

視野が広がれば
解釈の幅が広がるのです。

私たちの言語は
純粋たる体験を
話しているのではなく

体験が言語になる段階で
「省略・一般化・歪曲」
というフィルターを通した
結果として言語を話しています。

その理解をして初めて
本当の意味の
傾聴ができるのです。

機会があれば
「脳科学傾聴」に特化した
講座も開催したいなと思います。

それでは
今日も素敵な1日を！