姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

人それぞれのタイミング

2019年06月19日 | 保健室コーチング

メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」 3月20日号で紹介した内容です。 


児童生徒向けの講演をする際に

見せる絵があります。


2つのニンジンの絵。

ちょっとイラストへたくそでごめんなさい

※講演の時には、ちゃんとしたものを使っています

 

 



まだ、土の中にあり

抜かれていないニンジン。


土の中で成長してる

ニンジンは

外側からは見えません。


外から見えるのは

「葉」の部分だけです。


1つのニンジンは

大きな葉を付け、見るからに立派。


もう1つのニンジンは

小さくて貧弱な葉が頼りなげ。



人間の視覚は

土の上の葉(見えている部分)に

どうしてもとらわれてしまいますよね。


そのイラストは、

土の中も同時に描いています。


土の中を見ると

大きな葉を付けた

ニンジンはすごく小さい


でも

小さな葉を付けた

ニンジンは

土の中で

大きな実をつけています。


私たちの視覚は

見えてるものに囚われやすい。




子どもたちに

この絵を見せる時は

主に

自分のリソースとか価値とか可能性

として見せます。




見えているものだけが

真実じゃないよ

自分を掘り返してみると

実はすごく大きなものある。


だから表面的に見えるものにとらわれなくていいんだよと。



最近、この絵のもう一つの意味を

考えます。



「葉」の部分を

その人が持つ「課題」「問題」としてとらえてみる

という見方です。


自分の課題や問題点が

目に見えやすかそうでないか。



クラスで

明らかに課題が表面化している子どもは

教師の目が届きやすく

真っ先に対応される。




しかし、

一見、問題(葉)が小さくて

それほど問題に感じない子どもは

どうしても

後回しになります。


しかし、そのうち

見えない部分でより大きな問題が

肥大して行くことがあります。

見えないから気づかない。



同じようなことが

講座の中でも起きます。



その人の課題が

「症状」として見えやすい人と

そうでない人。


そこは、

講師のアンテナ、アシスタントのアンテナで

しっかり感じ取っていく必要があります。


長年、講座を担当する中で

その課題と向き合うべき「時」

というのは

本当に偶然に

一番のタイミングで

一番の相手とのかかわりの中で

やってくるなぁと感じています。


顕著に変化がおきるのは

やはりベーシックコースの

6日間。



平成30年度開催の

東北2期、九州2期

東京4期、三重1期

どのコースでも

それが起きていました。


もちろん

ベーシック6日間の中で

問題の解放が

起きない人もいます。


アドバンス、レジリエンスと

学び続ける中で

ジャストタイミングで

それが訪れます。


そこに逃げることなく

向き合った人は

大きな変化を体験されます。

それは

仕事や人とのかかわりすべてに

プラスの影響を及ぼします。



桑原は

保健室コーチングを伝える仕事をしているわけでは

ありません。


保健室コーチングを通して

『人生って生きる価値があると感じて生きていく人を

増やしていくこと』


『本当の意味での

主体性を持って生きる人を増やしていくこと』

をしています。


保健室コーチングベーシックコースの受講生さんの気づきレポートを

ブログで紹介しています。


まわりがどんどん気付きを得ていく中

彼女にも絶妙なるタイミングで

深い気付きが訪れました。



https://blog.goo.ne.jp/hime1961/e/ecc9dcfa359b8345a655a0dec6ea5ae3


人間って本当に素敵。


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