メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」 4月17日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
前回の記事でお約束したように
今回は、
「嫌い・怖い・好き」について、書こうと思います。
世の中のここが「嫌い」
組織のここが「嫌」
あの人のここが「怖い」
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生きていく中で
不条理や理不尽はいくつもあり
そこに嫌いや恐怖を感じることは、多々あります。
人によっては
そのたくさんの「嫌い」「怖い」をすべて排除して
好きなことを見つけようとします。
でも、その好きって、本当の「好き」?
世の中には
「好きなことを仕事にしよう」
「好きをみつけよう」という
一見
すごくポジティブで
きれいなことばはたくさんあります。
進路指導やキャリア教育でも
今は針の起業支援でも
「好きなことを見つけよう」と
問いかけます。
それは、決して悪いことではありません。
好きなことは、意欲がわくし、自分の人生を選択する際に
とても大切なポイントです。
ただ、どんなに好きなことが見つかって、それを仕事にしたとしても
必ず、「嫌い」や「怖い」は、ついてくるということです。
好きを仕事にすれば
嫌いなことも怖いことも何も起こらないという
勘違いをしている人は何をしてもうまくいきません。
仕事をしていれば、苦手なことをやらなければならない・・・ということが起きます。
やったことがないことに、チャレンジしなければならない場面が
出てきます。
その時に、それを嫌がって
「こんなはずじゃなかった」
「自分には、やはり無理だった」
「本当は好きではなかった」
「仕事の環境が悪い」
など
たくさんの言い訳のもと、やらなくなってしまうということです。
何かをやろうと決めた時
必ず最初に、「嫌い」「怖い」がやってきます。
それを嫌がらずにこなして、
初めて、「好き」がやってきます。
それが
人生を生きていくということ。
仕事をしていくということ。
ちなみに
人間が強烈に意識するのは
「怖い」
次に
「嫌い」
そして最後に
「好き」が現れる。
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本気で
やりたいと願うこと=好き
を実現するには
嫌だろうが
怖かろうが
そこから逃げずに
やり続けるということです。
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学校で子どもたちに
進路指導をする先生方
子どもの
将来の夢を支援したいと願う
保護者の方
そこを、
子どもたちに教えていただきたいのです。
どんなに好きなことを仕事に選んだとしても
必ず、「怖い」「嫌だ」はついてくる。
やってしまえば
なんだ、こんなことだったのかで終わる。
だから、
腹を括ってやりなさい
覚悟を持ってやりなさい
そのことを
あなた自身の生き方をもって
示してあげてほしいのです。
自分の目の前の石ころを
全部大人が取り払い、何のチャレンジもなく、人生を歩んできた子どもは、
大人になって、つらいことにチャレンジしていこうとする力が
育っていません。
うまくいかないと、人のせいにします。
愛情とはしてあげることや甘やかしではないんです。
小さなつまづきを、自分で考えて乗り越える体験を
しっかりさせてください。
桑原もこの11年、
好きを仕事にするために、
たくさんの怖いと嫌いにむきあってきました!
いや、今でも
向き合い続けています。
これからの令和の時代に向けて、
本当の生きるチカラを
子どもたちの中にも
大人自身の中にも育てていきましょう。